プログラミング言語
 Programming Languages
 担当教員:齋藤 歩(SAITOH Ayumu),多田 十兵衛(TADA Jubee)
 担当教員の所属:大学院理工学研究科(工学系)情報・エレクトロニクス専攻
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:3年  開講学期:前期集中講義  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:情報・エレクトロニクス学科(情報・知能コース)  科目区分:専門教育科目:必修 
【授業の目的】
様々なプログラミング言語の諸概念を理解するとともに現在主流となっているオブジェクト指向言語の考え方を実際のプログラミングを通して理解する.

【授業の到達目標】
(a)様々なプログラミング言語の用途・分類・設計思想を説明することができる.【知識・理解】
(b)オブジェクト指向の概念を説明することができる.【知識・理解】
(c)オブジェクト指向言語と他のプログラミング言語の違いを説明することができる.【知識・理解】
(d)オブジェクト指向で用いられる各種機能について説明することができる.【知識・理解】
(e)Java言語やPython言語の文法を理解し,Java言語やPython言語を用いてプログラムやアプレットを記述できるようになる.【技能】

【授業概要(キーワード)】
プログラミング言語,手続き型,関数型,論理型,オブジェクト指向型,Java言語,Python言語,参照型,クラス,カプセル化,継承,抽象クラス,アプレット,スレッド

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
本科目は,学科のディプロマポリシーの3(1)「情報科学と電気・電子通信工学の基礎知識を身につけ,それを応用する能力を身につけている」の前半部(基礎知識を身につける)に対応する.
本科目と関連が深い科目:データ構造とアルゴリズム,ソフトウェア工学,プログラミング演習Ⅰ~Ⅲ

【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
09.産業と技術革新の基盤をつくろう

【授業計画】
・授業の方法
講義形式で行う.毎回の15分~20分間でその時間内に学んだ内容の演習問題を解いてもらう.原則対面で行うが,新型コロナウィルスの感染状況等によってはZoomによるオンライン授業に変更する場合もある.
・日程
第1回 ガイダンス,プログラミング言語全般に関する概論
第2回 WebとJava言語、オブジェクト指向の概念
第3回 Javaプログラミング入門
第4回 基本的な文法
第5回 参照型
第6回 クラス定義1
第7回 クラス定義2
第8回 継承と抽象クラス
第9回 Pythonとは
第10回 Pythonの基礎
第11回 Pythonによる数値計算1
第12回 Pythonによる数値計算2
第13回 Pythonを用いたグラフ作成1
第14回 Pythonを用いたグラフ作成2
第15回 まとめ

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
欠席や遅刻をすると授業内容が分からなくなるので必ず遅刻せずに出席すること.
私語など他の受講生の迷惑となる行為は行なわないこと.受身にならず積極的な受講を期待する.
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
予習として,講義資料をWebClassで公開するので,事前に読んでくるとともに疑問点をノートに書きだしてくる(30分程度).
復習として,講義資料を読み返すことと講義の中で説明のあった文法を使ったプログラムを自作してみる(30分程度).

【成績の評価】
・基準
授業の到達目標に記載した各項目を総合的に評価して,総合点で60点以上を合格とする.
・方法
中間レポート(50点),期末レポート(50点)を合計して評価する.

【テキスト・参考書】
・テキストとして,自作の講義資料を用いる.
参考書
・「Javaによるオブジェクト指向プログラミング入門」,越田一郎著,培風館,1800円(1998)
・「オブジェクト指向Javaプログラミング入門」 加藤暢,樋口昌宏,高田司郎著,近代科学社,2800円(2008)
・「プログラミング言語論」,大山口通夫,五味弘著,コロナ社,2900円(2008)
・「やさしいJava入門」,池田成樹著,カットシステム,2200円(2001)
・「科学技術計算のためのPython入門ーー開発基礎,必須ライブラリ,高速化」,中久喜健司著,技術評論社,3200円(2016)

【その他】
・学生へのメッセージ
講義の前後に予習,復習をしっかりやり,受け身にならず積極的な受講を期待する.
・オフィス・アワー
齋藤歩:毎週月曜日 16:00~17:00 相談場所:7号館7-319号室
多田十兵衛:毎週水曜日 15:00~16:00 相談場所:8号館217号室
WebClassのメッセージ機能を用いた質問も受け付けます.

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