基礎製図
 Basic Technical Drawing
 担当教員:高橋 豊(TAKAHASHI Yutaka)・有馬 ボシール アハンマド (Bashir Ahmmad ARIMA)
 担当教員の所属:工学部情報・エレクトロニクス学科
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:情報・エレクトロニクス学科 (電気・電子通信コース)  科目区分:専門科目・選択 
【授業の目的】
コンピュータを用いた製図の技術を習得し、基礎的な製図を行えるようになることが目的である。
この講義は電気主任技術者の資格認定に必要な科目である。将来、電気主任技術者の資格取得を必要とする学生の受講を希望する。講義ではJIS規格に基づく製図法と演習で行う製図の内容について説明する。コンピュータを用いた製図を中心に学習する。

【授業の到達目標】
1.CADの操作ができる。
2.JIS規格にしたがった製図を作成できる。
3.与えられた立体図形から、第三角法にしたがった製図を作成できる。
4.主要な機械部品の製図ができる。
5.寸法公差・幾何公差・表面の仕上げの要求にあった表示ができる。
6.電気製図を作成できる。

【授業概要(キーワード)】
CAD/JIS 機械製図 電気製図

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100%

【科目の位置付け】
この科目は電気・電子・情報通信の分野で必要となる専門的技能の一つである「作図」の能力を養う講義である。学習・教育目標A~Dとの対応:B

【SDGs(持続可能な開発目標)】
09.産業と技術革新の基盤をつくろう

【授業計画】
・授業の方法
始めに、その日の新しく学ぶ製図のルールと、CADソフトの操作について説明する。その後、各自課題に取り組み、製図の基礎知識とCADソフトを操作するための基礎知識を習得していく。
・日程
第1週 講義の進め方の説明、第2週 基礎となる図法、第3週 図形の表し方、第4週 寸法記入法、第5~7週 主要な機械部品・部分の図示法、第8週 寸法公差および幾何公差の表示法
第9週 面の肌の図示法、第10週 電気製図、第11~15週 総合演習

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
毎回の積み重ねにより製図を作製できるようになるので、毎回決められた課題を取り組み完成させることが大切である。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
予め、次回の講義で対象とする製図の技法についてテキストを読んでくること。
時間内に課題が終了しなかった場合には、各自完成させておくこと。コンピュータの端末が設置されている教室は登録された学生はいつでも使用できるので、時間外に課題を行うことが出来るようになっている。講義時間外にも毎回1‐2時間の自己学習が必要になる。

【成績の評価】
・基準
○CADの操作ができる。
○JIS規格にしたがった製図を作成できる。
○与えられた立体図形から、第三角法にしたがった製図を作成できる。
○主要な機械部品の製図ができる。
○寸法公差・幾何公差・表面の仕上げの要求にあった表示ができる。
○電気製図を作成できる。
・方法
科目の達成目標に記載の項目について演習課題とレポートを課し,以下の基準を満足したものを合格とする。
4~5つの演習課題70点とレポート課題30点,合計100点満点で,60点以上を合格とする。

【テキスト・参考書】
津村 利光 閲序、大西 清 著 JISにもとづく標準製図法 (第15全訂版)オーム社 2000円+税
JW-CADというCADソフトウエアを使用します。多くの参考書が出版されています。また、インターネット上にもその使用法などの情報が多数出回っていますので参考にしてください。またこのCADはフリーウエアなので各自自分のパソコンにダウンロードして使用することも可能です。

【その他】
・学生へのメッセージ
製図はものづくりの基本なので、電気電子工学科の学生といえども工学的な仕事に従事する場合には必要な技術である。一連の製図法を習得するのには時間と経験が必要である。従って、毎回の課題を最後まで完成させることを希望する。
実際に製図を行うので、時間内に完成しなかった場合は各自講義以外の時間を利用して図面を完成してください。
・オフィス・アワー
時間帯:毎週金曜日 16時から17時 場所:8号館219号室

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