【授業の目的】
電気エネルギーを輸送するために必要な放電,絶縁破壊現象につて学び,電力系統の保護機器について知る。 送電線路の送電特性、送電線における過電圧現象とその対策、電圧降下と力率改善について学ぶ。電力技術の信頼性についても考察する。
【授業の到達目標】
1) 気体,液体,固体の絶縁破壊現象を説明できる 2) 放電現象の種類を説明できる 3) 送電・配電機器の役割,動作を説明できる 5) 送電線路で起きる進行波、異常電圧現象と保護方法を説明できる
【授業概要(キーワード)】
絶縁,放電,雷サージ,開閉サージ,線路等価回路,
【科目の位置付け】
デュプロマポリシーとの対応:3(1) 電気主任技術者資格認定のための必修科目である。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
09.産業と技術革新の基盤をつくろう
【授業計画】
・授業の方法
講義を行い、その内容に関して演習を実施し、授業概要の理解を深める。
・日程
1.電力輸送の概要 2~5.気体の絶縁破壊 5.液体,固体の絶縁破壊 6~7.放電の種類 8.中間試験 9.架空送電線路 10.電力輸送と変電 11~13.送電とその安定性 14.配電 15.期末試験
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
常に、考えながら、理解しながら取り組む。 疑問点は積極的に質問する。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
教科書をよく読み,予習復習を行う。 講義内容について復習し、理解できない点は図書やインターネットを用いて調べるなどして解決すること。
【成績の評価】
・基準
目標に記載の項目について、レポートと2回の試験で成績を評価する。
・方法
レポート20点、中間試験40点、期末試験40点、計100点で評価する。60点以上を合格とする。
【テキスト・参考書】
日高邦彦「高電圧工学」[第2版]数理工学社(2022)2,915円 八坂保能「電気エネルギー工学」森北出版(2008年)\3,024(電力工学で使用したもの)
【その他】
・学生へのメッセージ
電力エネルギーの輸送の扱いには電気回路、電磁気学が基礎となる。電力工学を履修しておくこと。
・オフィス・アワー
場所:7号館233号室,わからないことがあればすぐに訪ねる。
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