【授業の目的】
工学部教員と国際ネットワークのある研究室を自らの計画立案により学生が単身で訪問することで、国際的な感覚を養い、視野を広げることを主たる目的とします。 ※応募に際しての詳細は、募集要項をご覧ください。派遣については旅費の一部補助もあります。配布先:5号館1階学生サポートセンター なお、海外での研究発表を目的とした申請は対象外とします。別の支援制度を利用してください。
【授業の到達目標】
(1)自己が立案した計画に従い、研修内容を遂行することができる。【態度・習慣】 (2)異文化に対する理解を深め、適応を試みることができる。【態度・習慣】 (3)母語以外の言語を用いて、より積極的に実践的なコミュニケーション力を発揮することができる。【技能】
【授業概要(キーワード)】
海外研修実習、超短期留学、国際交流、異文化理解
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25% C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:26~50% D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50%
【科目の位置付け】
本科目は通常の授業形態とは異なり、学生が自ら計画した内容に基づき、単独で渡航する超短期の海外研修プログラムです。グループでの海外渡航経験はあるが、一人で海外を訪れ研修等を行った経験がまだない人に向いています。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
08.働きがいも経済成長も 09.産業と技術革新の基盤をつくろう 10.人や国の不平等をなくそう 16.平和と公正をすべての人に 17.パートナーシップで目標を達成しよう
【授業計画】
・授業の方法
本科目では、海外での研修実習を希望する学生を募集し、選考を行います。合格した学生を海外協定校等の研究室に短期間派遣します。 応募にあたっては、自らの目的に沿って具体的に研修計画を立てる必要があり、面接時にはその説明が求められます。派遣決定以降は、事前準備活動、渡航中の活動、事後活動の3つの活動に取り組みます。 ・事前準備活動:現地の情報を的確に収集し、現地での活動が円滑に行えるよう準備するとともに、日本及び本学に関する知識・情報を学び、プレゼンテーションを用意する。国際交流センター主催の語学活動に出席し、英語力を高める。 ・現地での活動:現地スタッフの指導の下、自らの計画を遂行する。 ・事後学習:帰国後に報告書を提出し、報告会での成果発表を行う。
・日程
【応募】 5月の募集開始(予定)に向け、受け入れ先を探し、内諾を得ておくことが必要です。 応募締め切りは2024年5月31日(金)17:00、提出先は5号館1階学生サポートセンター①番窓口です。提出物等については募集要項をご覧ください。
海外研修実習に関する条件は以下のとおりです。 (1)受け入れ先 工学部教員が研究を通し交流している海外協定校等の研究室 (2)実施時期 2024年7月1日から2025年1月31日までの期間内に実施 (渡航期間は、1週間から2週間程度を推奨しています。ただし、申請内容によっては、2週間以上の計画も認める場合があります。) (3)対象学生 工学部(2~4 年生)の学部生、理工学研究科(工学系)及び有機材料システム研究科の大学院生 (4)募集人数 3名程度
【派遣決定後】上記、「授業の方法」にも記したように、各時期に応じて必要な活動に取り組みます。 ・渡航前(事前準備活動)ー渡航時期・計画内容に合わせ、現地スタッフ、工学部関係教員と連絡を取り合いながら、準備を進める。語学練習として、国際交流センターが主催する英会話活動等に出席する。 ・現地渡航中(研修実施)ー計画に従い研修を遂行する。 ・渡航後(事後活動)ー帰国後、1か月以内を目安とし、成果をまとめ、報告を行う。
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
単独での渡航ですので、トラブル回避のためにも現地において最低限の意思疎通ができる必要があります。渡航に向けて、英語または現地で使用されている言語で少なくとも日常会話程度はできるようにしておくこと。また現地に関する情報もできるだけ現地スタッフと連絡をとりながら得ておくこと。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
応募にあたっては、研修計画の内容を参考に選抜を行うので、渡航目的を明確にし、実現可能な内容を具体的に示してください。 信用できる関係機関からの情報収集はもちろんのこと、語学動画やオンライン等を駆使して、実践的な語学練習や最新の情報の獲得に努めてください。
【成績の評価】
・基準
(1)自己が立案した研修内容について、成果と課題を整理し、次の段階に何を行うべきかを内省できることが合格の基準です。 (2)異文化に対する理解がどのように変容したか、説明できることが基準です。 (3)コミュニケーション力についての成果と今後の課題を説明できることが基準です。 (ただし、大学院生は規程により単位が付与されません)
・方法
事前準備学習として作成する日本や大学の紹介に関する発表準備及び国際交流センターが主催している語学学習活動への参加状況(30点)、(2)渡航先での活動に対する担当教員の評価(40点)、帰国後の報告会での発表(30点)、計100点満点中60点以上を合格とします。 (ただし、大学院生は規程により単位が付与されません)
【テキスト・参考書】
本科目は、座学の授業ではなく、学生が自ら計画する超短期留学実践であるため、指定の教科書は特にありません。
【その他】
・学生へのメッセージ
大学生である若い時期に海外に出て自分の目で世界を見、異文化を体験することはその後の成長に大きな影響を与えるでしょう。海外研修実習では、経済的補助を受けながら、自分が行いたい海外研修ができるので、単独渡航の留学に挑戦してみたい学生には超短期での試行としても勧めたいと思います。
・オフィス・アワー
特に指定の曜日・時間は設けませんので、事前に連絡を取って9号館1階の国際交流ラウンジ奥にある教員室に来てください。
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