生体計測を学ぶ(応用)
 Introduction to the physiological measurement
 担当教員:長峯 邦明(NAGAMINE Kuniaki)
 担当教員の所属:大学院有機材料システム研究科
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:1年生  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:工学部  科目区分:基盤共通教育科目 
【授業の目的】
健康への意識が高い近年、これまで病院でしか扱われていなかった大がかりな医療機器がウエアラブルデバイス等の身近な健康管理機器に変わり健康管理が身近になりつつあります。この現状を学び、将来の健康管理機器のあり方を一緒に考えていきます。

【授業の到達目標】
(1)病院にあった医療機器が、今はどこまで身近なものになりつつあるのかという技術の進歩を理解できるようになる。
(2)将来、本当に必要となる技術、理想の健康生活とは何かを主体的に考察できる力を養身に着ける。

【授業概要(キーワード)】
医療、ヘルスケア、生体計測

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:76~100%

【科目の位置付け】
本授業では医療機器が身近なデバイスへと変遷していく過程を学び、その中で将来の健康生活を一緒に考えていくものです。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を
09.産業と技術革新の基盤をつくろう
12.つくる責任つかう責任

【授業計画】
・授業の方法
2021年度前期は対面授業とweb classでの講義資料配布の併用で行います。質問等はWeb Class経由でお願いします。内容は、生体計測に関して測定対象ごとに紹介します。中間、最終に生体計測に関する調査・考察のレポートを課します。
・日程
1.授業の概要説明
2.生体計測概論
3.血液計測
4.汗計測
5.唾液計測
6.皮膚計測
7.尿計測
8.涙計測、中間レポート提出締切
9.植物計測
10.生体電気信号計測
11.細胞計測
12.細菌計測
13.呼気・皮膚ガス計測
14.DNA計測
15.行動変容と講義のまとめ

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
講義後にWeb Classで講義資料の一部を公開するので、各自で熟読し内容の復習・理解に努めること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
最近では書籍、テレビ、インターネット、あらゆる媒体で様々な健康管理機器が紹介されています。普段からこれらの情報を記録し、整理しておくことが望ましいです。

【成績の評価】
・基準
生体計測に関し授業で得られた知識に基づいて主体的に考察し、論述できることが本講義の合格基準です。
・方法
講義への出席30点、毎回の小テスト70点、の合計100点で評価。
60点以上を合格とする。
全授業の6割以上出席しないと単位認定を行わない。

【テキスト・参考書】
「バイオセンサー」
鈴木周一編 ; 鈴木周一、他
東京 : 講談社, 1984.3

【その他】
・学生へのメッセージ
専門知識がなくても理解しやすい講義を行います。
講義で理解できなかった点や、疑問に思ったことは積極的に質問してください。
・オフィス・アワー
質問等はいつでもメールとWeb Classで受け付けます。また、直接質問等がある場合は平日10時から16時まで長峯教員室(11号館3階304号室)までお願い致します。

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