【授業の目的】
1変数の微分法 理工系の基礎となる微分法の理論を解説する.導関数の基本的性質を理解し,各種初等関数の導関数の計算と応用ができるようになることを目指す.
【授業の到達目標】
・数列と関数の極限を求めること. ・各種初等関数の導関数を求めること. ・関数及び導関数の基本的性質を理解し,応用できるようになること.
【授業概要(キーワード)】
関数の極限,連続関数,導関数,微分法,関数の展開
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:76~100%
【科目の位置付け】
基盤共通教育科目における共通科目(サイエンス・スキル)である.
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに 09.産業と技術革新の基盤をつくろう
【授業計画】
・授業の方法
テキストを中心とした講義形式で授業を行う.90分間の授業時間の内,約60分間を講義に費やし,残りの約30分間で具体的な問題演習またはミニテストを行う.
・日程
テキストの§1.数列と関数の極限,§2.微分係数と導関数,§3.三角関数とその導関数,§4.指数関数と対数関数,§5.関数の増減と平均値の定理,§6.高次導関数と関数の展開について,おおよそ以下の日程で講義する. 1-2週目:§1 3-4週目:§2 5-6週目:§3 7-8週目:§4 9-11週目:§5 12-14週目:§6 15週目:期末テストと問題解説
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
私語,飲食等,他の受講生に迷惑となる行為を行った場合は,受講を中止させ,ミニテストを受験させない.
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
(a) 授業計画に基づいてテキストの該当箇所を読み,理解できる箇所と理解できなかった箇所を明確にしておく. (b) スライド・ファイルをWebClassから入手し,授業時に持参することを勧める. (c) 講義ノートを読み返して理解を深める.また,演習問題を解いて,どれだけ理解できているか確認する.なお,疑問点は放置せず,積極的に質問して早めに解決しておくこと.
【成績の評価】
・基準
授業中に行う演習,ミニテスト,期末テストで出題された問題が正しく解けるか,また,数学的な考え方に沿った流れで記述し,説明を加えながら回答できるか否かで確かめる.
・方法
ミニテスト(50点),期末テスト(50点)の合計得点を100点満点で判定する.単位認定は60点以上とする.
【テキスト・参考書】
テキスト:「微分積分入門 -1変数-」,山形大学 数理科学 編 (裳華房) 参考書:「理工系のための微分積分学」,神谷淳,生野壮一郎,仲田晋,宮崎佳典 著 (近代科学社)
【その他】
・学生へのメッセージ
初心者にも分かり易いようにできるだけ丁寧に解説する. 講義で理解できなかった点や、疑問に思ったことは積極的に質問に来ること。
・オフィス・アワー
質問・相談等がある場合には、月曜日16:00~17:00(7-319室)で対応。
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