異文化コミュニケーション実習B(英語3)
 Exercise in Intercultural Communication B
 担当教員:仁科 浩美 (NISHINA Hiromi) , KWAN Henrietta
 担当教員の所属:大学院理工学研究科(工学系)
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):国際交流プログラム企画・運営実施・派遣引率等
 開講学年:2年, 3年, 4年, 博士前期課程1年, 2年(ただし、大学院生は研究科の規定により単位が付与されません)  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:工学部  科目区分:選択科目・選択 
【授業の目的】
海外からの学生と協働で課題に取り組むことを通し、海外の大学生の価値観や課題に関する考え方に触れ、異文化に対する理解を深めるとともに、国際感覚及び語学力を養い、自己の視野を広げることを目的とする。

【授業の到達目標】
(1)異なる文化に対する知識を得、理解することができる。【知識・理解】
(2)他国との比較により、自らの視点で日本を客観的に捉え、考えることができる。【態度・習慣】
(3)外国語での実践的なコミュニケーションスキルを高めることができる。【技能】

【授業概要(キーワード)】
異文化交流、科学技術、コミュニケーション、外国語運用力

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25%
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25%
B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:1~25%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25%
B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:1~25%
C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
この授業は、国際的な視点から多様な考え・価値観を知ることにより、自らの思考の柔軟性や人間性の豊かさを培おうとするものである。(工学部ディプロマポリシー1.豊かな人間性と社会性及び2.幅広い教養と汎用的技能)

【SDGs(持続可能な開発目標)】
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任つかう責任
17.パートナーシップで目標を達成しよう

【授業計画】
・授業の方法
授業は、海外からの学生が来日するまでの事前学習、協働でのプログラム実施、終了後にプログラムを振り返る事後学習の3つから構成される。
事前学習:海外協定校の国・地域事情についての学習およびコミュニケーションツールとなる英語の実践力を強化する学習を行う。
協働でのプログラム実施:8月に約7日間のプログラムを実施(予定)
事後学習:活動を振り返り、報告レポートを英語で作成。加えて、公開での報告会で発表を行う。
・日程
5月中旬 説明会開催、受講者募集開始
6月初旬 書類選考および面接により受講者決定
6月から 英語力強化講座・海外学生の国や文化に関する学習、学生交流企画検討
8月(予定)プログラム実施
10月 レポート提出及び報告会での発表

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
事前学習期間中に語学学習を自ら積極的に行ってください。また、日本紹介や工学部生として伝えたいこと等について、各自プレゼンテーションやデモンストレーションが行えるよう、アイデアを出し合いながら、主体的に臨んでください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
多様な参加学生とコミュニケーションを交わし、課題に取り組んでください。また,グループ発表に向けて,準備してください。

【成績の評価】
・基準
(1)異なる文化に対する自分の受け止め方や考えたことを内省し、説明できることが合格の基準です。
(2)日本を客観的に捉え、他国との比較により見出した優れている点や不足点を説明できることが合格の基準です。
(3)プログラム最終発表に向け、英語による意思の疎通を意欲的に行っていること、英語で自己の考えをまとめた報告書が作成できることが合格の基準です。
・方法
平常点(事前活動20点およびプログラム実施中の活動40点)+レポート20点+報告発表会20点。100点満点中60点以上を合格とする。

【テキスト・参考書】
事前のテキスト・参考書として指定するものはありません。活動の内容に応じて、必要な資料を適宜紹介します。

【その他】
・学生へのメッセージ
日本にいながらにして他国の学生と交流できる貴重な機会です。国際交流としては入門編と言えるものですので、まずはここから世界に踏み出してみてください。
・オフィス・アワー
特に指定の曜日・時間は設けませんので、事前に連絡を取って9号館1階の国際交流ラウンジ奥にある教員室に来てください。

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