【授業の目的】
アグリサイエンスを学ぶうえで必要なフィールドでの基礎的な知識や技術を理解していくため、それぞれの専門分野(研究室)において、研究課題に取り組んでいくために必要な幅広い考え方や方法を体験する。それらの体験を通じて、研究遂行に求められる実践的な知識と技術を習得し、専門分野で学ぶうえで必要な基礎力と応用力を身につける。
【授業の到達目標】
本科目を履修した学生は、 1.アグリサイエンスにかかわる各専門の知識や技術を理解し、それを活用できる。【技能】 2.専門ごとの実験方法や調査方法を体験できる。【知識・理解】 3.専門ごとの実験や調査に必要な基本的な考え方や方法を理解できる。【知識・理解】 4.関連科目の重要性を理解し、自主的な学習の必要性を深めることができる。【態度・習慣】
【授業概要(キーワード)】
フィールド、研究課題、実践的知識・技術、学生主体型授業
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25% B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25% D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:51~75% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25% B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:1~25% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25% D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:51~75% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25% B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:1~25% C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:1~25% D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:51~75%
【科目の位置付け】
本科目は、アグリサイエンスにかかわる技術・管理者に必要となる実践的な知識と技術を身につけ、アグリサイエンスを学ぶための基礎的な知識と技術を習得するとともに、フィールドでの研究実行力、科学的思考力、問題解決力を身につけるものである(農学部のディプロマ・ポリシー)。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
02.飢餓をゼロに 06.安全な水とトイレを世界中に 08.働きがいも経済成長も 09.産業と技術革新の基盤をつくろう 12.つくる責任つかう責任 13.気候変動に具体的な対策を 15.陸の豊かさも守ろう
【授業計画】
・授業の方法
この授業は主として面接授業となります。専門分野(研究室)ごとに研究課題を調べて決定し、主にグループ研究として取り組む。各専門分野にかかわる課題を意識し、その課題を解決していくために必要なことを学び、その成果を発表する。
・日程
専門分野(研究室)の教員の指導・助言のもとで、以下のような日程で進める。 1回目 ・・・・・・・ ガイダンス(本科目の目的や成績評価などの説明) 2~3回目 ・・・・ 研究課題の情報収集、研究内容の決定、研究計画の作成 4~7回目 ・・・・ 研究計画に沿った実験や調査の実施 8回目 ・・・・・・・ 研究の進捗状況の報告と今後の進め方の検討 9~12回目 ・・・ 研究計画に沿った実験や調査の実施 13回目 ・・・・・・ 研究成果のとりまとめ(結果と考察、図表の作成など) 14回目 ・・・・・・ 研究成果の発表内容の検討と発表練習 15回目 ・・・・・・ 研究成果の発表
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
実施内容で理解できなかったことは自習等により補い、理解不足とならないように取り組むこと。 研究設定の内容や得られたデータなどは適切に整理するように心掛けること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
それぞれの実施内容を理解し、関連する基礎知識も理解しておくこと。 それぞれの実施内容を整理し、興味のある内容は各自がさらに詳しく調べること。
【成績の評価】
・基準
授業の到達目標で示した、1.アグリサイエンスにかかわる各専門の知識や技術を理解し、それを活用できること、2.専門ごとの実験方法や調査方法を体験できること、3.専門ごとの実験や調査に必要な基本的な考え方や方法を理解できること、4.関連科目の重要性を理解し、自主的な学習の必要性を深めることができること、を合格の基準とします。
・方法
授業態度およびレポート内容により総合的に評価する。 専門分野(研究室)ごとの実施日すべてに出席してレポートを提出した場合の評価点を80点とし、授業態度やレポート内容により加点を行う。
【テキスト・参考書】
担当教員が必要に応じてテキストや参考書を紹介する。
【その他】
・学生へのメッセージ
主体性が要求され、専門分野で必要な基本的な考え方や方法を理解するように取り組むこと。 専門分野ごとにフィールドで学ぶべきことを意識して取り組むように心掛けること。
・オフィス・アワー
各専門分野(研究室)の教員が対応するので、質問がある場合には各担当教員へ確認すること。
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