自然環境解析論
 Analysis Method of Natural Environment
 担当教員:斎藤 昌幸(SAITO Masayuki),吉村 謙一(YOSHIMURA Kenichi),江成 広斗(ENARI Hiroto),林 雅秀(HAYASHI Masahide)
 担当教員の所属:農学部食料生命環境学科エコサイエンスコース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:3年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:3年,4年  科目区分:選択科目 
【授業の目的】
研究に取り組むにあたって、仮説演繹法や論文の構成、文献収集、統計処理などの必要な知識・技術を修得することを目的とする。

【授業の到達目標】
この講義を履修した学生は、
1)仮説演繹法について理解し、それを説明できる。【知識・理解】
2)文献の収集や管理の知識を身につけ、それを実践できる。【知識・理解】
3)統計処理の初歩的な技術を身につけ、それを使用することができる。【技能】

【授業概要(キーワード)】
仮説演繹法、データ処理、文献検索、文献管理、統計解析、研究レポート

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
調査や実験で得た結果を客観的に解析し、それをもとにした論理的な考察力とそれらを伝える論文作成に関する科目である【農学部カリキュラムポリシーCP1(3)】

【授業計画】
・授業の方法
授業実施形態は面接授業とし、講義と演習形式を組み合わせて進める
・日程
1.ガイダンス、研究に関する概説と研究発表の仕組み
2.仮説演繹法・研究遂行時の注意点・科学論文の構成:自然科学
3.仮説演繹法・研究遂行時の注意点・科学論文の構成:社会科学
4.文献の検索・管理・引用
5.統計解析ソフトRの使い方①
6.統計解析ソフトRの使い方②
7.統計解析ソフトRの使い方③
8.統計解析ソフトRの使い方④
9.統計処理:統計解析の基礎
10.統計処理:検定
11.統計処理:相関・回帰①
12.統計処理:カテゴリカルデータの分析
13.統計処理:回帰②
14.まとめ①
15.まとめ②







【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
講義形式の授業では、パワーポイントと配布資料を使って進めていくので、積極的に発言してください。また、Rの使い方に関しては教科書を使用します。
演習形式の授業では、各自のノートPCを使って作業をおこないます。ノートPCを持っていない学生は事前に担当教員まで相談してください。
なお、この講義を受講する人は学部2年次に開講される「統計学基礎」を履修していることが望ましいです。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
与えられた課題を十分に理解できるよう、配布した資料やインターネットをもちいた情報収集を授業の事前・事後に行うことを推奨する。

【成績の評価】
・基準
授業の到達目標で示した仮説演繹法、文献収集・管理、統計処理に関する知識や技術が身についたかどうかを合格の基準とする。
・方法
各講義における小課題(50点)と、期末のレポート課題(50点)によって成績を判定する。

【テキスト・参考書】
教科書:
・R言語ではじめるプログラミングとデータ分析. ソシム. 馬場 真哉(著)
※Rの使い方の講義で使用します

参考書:
1)論文を書くための科学の手順. 文一総合出版. 山田 俊弘 (著)
2)これから論文を書く若者のために 究極の大改訂版. 共立出版. 酒井 聡樹 (著)

【その他】
・学生へのメッセージ
分からなかった点は自分で調べるか、教員に質問して解決すること。とくに、統計処理についてはよく復習することが望ましい。
・オフィス・アワー
ガイダンス時に提示する各回の担当教員に問い合わせてください。全般については代表者の斎藤(msaito@tds1.tr.yamagata-u.ac.jp)に問い合わせてください。

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