【授業の目的】
安全な農産物生産における各種生産機械の原理、作用、構造、性能を理解し、生産機械と作業体系の関係や安全な農業生産技術について学ぶことを目的とする。
【授業の到達目標】
農業機械にかかわる力学的特性を知るとともに、各種農業機械、機械化作業体系、最新の農業機械技術について説明できる。【知識・理解】
【授業概要(キーワード)】
農業機械、農業生産システム、作業体系、作業技術、スマート農業技術
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
安全な農産物生産における各種生産機械の原理について学習する科目です。(農学部のカリキュラム・ポリシー)
【SDGs(持続可能な開発目標)】
01.貧困をなくそう 02.飢餓をゼロに
【授業計画】
・授業の方法
この講義は主に面接で実施します。 1.毎回、農業機械に関する技術を取り上げます。トラクタや作業機に関する基礎知識、農業機械化技術などを中心に講義を行います。 2.スライドを使用して講義を進め、適宜、実際の農業機械部品や模型を用いた構造の紹介を行います。 3.必要に応じて資料を配布します。
・日程
第1回 ガイダンスと農業機械概論 第2回 エンジンと燃料 第3回 トラクタ 第4回 耕うん・整地機械 第5回 施肥・播種・移植機械 第6回 ほ場管理機械 第7回 収穫機械 第8回 粗飼料生産機械 第9回 中間試験とまとめ 第10回 野菜と果樹生産の作業体系 第11回 家畜飼養管理用機械と施設 第12回 農作業の安全 第13回 ほ場作業調査法と農業機械化体系 第14回 スマート農業技術 第15回 期末試験とまとめ
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
講義で使用するスライドや配布資料を参考に講義内容を筆記して、内容を理解するように努めてください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
講義で使用するスライドや配布資料などを活用して、農作業体系と各作業で使用される農業機械を覚えましょう。また、興味関心を持った農業機械や農作業について、参考書やインターネットを活用して調べてみましょう。
【成績の評価】
・基準
授業の到達目標で示した内容について適切に説明できることを合格の基準とします。
・方法
中間試験(40%)、期末試験(40%)、履修態度(20%)の得点の合計をもって評点とします。
【テキスト・参考書】
参考書 『瀬尾康久、岡本嗣男編「農業機械システム学」(朝倉書店)』 『木谷収編「農業機械入門」(実教出版)』 『池田善郎、笈田昭、梅田幹雄編「農業機械学第3版」(文永堂出版)』 『藍房和著「農業機械の構造と利用」(農山漁村文化協会)』 『野口伸監修「図解でよくわかるスマート農業技術のきほん」(誠文堂新光社)』
【その他】
・学生へのメッセージ
実際の生産現場ではどのような農業機械が使われ、どのような作業体系で農作物が生産されているか普段から意識してみましょう。
・オフィス・アワー
研究室在室時は基本的に対応できますが、確実に面談したい場合には事前に連絡をお願いします。連絡先は初回の授業でお知らせします。
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