水土環境実験実習
 Laboratory and Field Works of Water and Soil Environment
 担当教員:梶原晶彦(KAJIHARA Akihiko)、石川雅也(ISHIKAWA Masaya)、桒原良樹(KUWABARA Yoshiki)、西山正晃(NISHIYAMA Masaaki)、花山奨(HANAYAMA Susumu)、渡邉一哉(WATANABE Kazuya)、渡部徹(WATANABE Toru)

 担当教員の所属:農学部食料生命環境学科エコサイエンスコース
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):各教員が国・地方自治体の各種調査や専門委員会で携わってきた経験に基づいて、必要な基礎知識を教えます
 開講学年:3年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:実験実習
 開講対象:エコサイエンスコース  科目区分:エコサイエンスコース選択科目 
【授業の目的】
講義で学んだ水と土の基本的特性や水土環境の実際について理解を深めるため、測定・実験および現地調査を行い、得られた結果を分析し論理的に考察する手法と能力を身につけることを目的とする。

【授業の到達目標】
この実験実習を履修した学生は、
1)水と土の基本特性や水土環境の実際について述べることができる。【知識・理解】
2)水や土を対象とした基本的な測定や実験および現地調査が実施できる。【技能】
3)測定・実験・調査により得られたデータを分析し論理的に考察できる。【態度・習慣】

【授業概要(キーワード)】
水利環境、農地環境、農村環境、水理実験、水質測定、土の理工学性測定、材料実験、アクティブラーニング

【科目の位置付け】
この実験実習は、講義で学んだ水と土の基本的特性や水土環境の実際を測定・実験・調査を通じて体験的に理解を深めるものである(エコサイエンスコースカリキュラム・ポリシー)。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
06.安全な水とトイレを世界中に
07.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
09.産業と技術革新の基盤をつくろう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう

【授業計画】
・授業の方法
主として面接授業となります.地域環境実験室(1号館1階)に集合し、当日の実験実習テーマに関して説明を受けた後、グループに分かれて実験実習を行います.
・日程
1 ガイダンス (梶原)
2 土壌調査とサンプリング (石川)
3 土の密度と含水量の測定 (石川)
4 河川環境調査の基礎技術(バス)(渡邉)
5 選択実験実習(1) (各教員)
6 選択実験実習(2) (各教員)
7 赤川水系の水利施設と水資源(バス見学)(渡邉)
8 静水圧と浮力 (渡部・西山)
9 水深・流速・流量の測定 (渡部・西山)
10 オリフィスによる流量測定 (梶原)
11 比エネルギーと跳水の測定 (梶原)
12 聞き取り調査項目の作成 (桒原)
13 アンケート調査シートの作成 (桒原)
14 飽和透水係数 (花山)
15 土のせん断強さ (花山)

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
グループごとの実験実習となるが、傍観せず各自積極的に実験機器・調査道具に触れ、技術の習得に努めること.
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
関連する講義科目の教科書および講義ノートを復習しておくこと.
教科書等の参考書を参照してレポートをまとめること.

【成績の評価】
・基準
授業の到達目標に示した、「水と土の基本特性や水土環境の実際について述べること」「水や土を対象とした基本的な測定や実験および現地調査が実施できること」お及び「測定・実験・調査により得られたデータを分析し論理的に考察できること」が合格の基準です.
・方法
一回ごとの実験・実習に対し10点(履修態度5点+レポート5点)で評価し、その合計を100点に換算します.

【テキスト・参考書】
テキストの指定はありませんが、水理学・地盤工学などの授業で使ったテキストや資料が参考となります.また、各回の説明資料が配布されます.

【その他】
・学生へのメッセージ
本実験実習に意欲的に取り組み、水と土の基本特性や水土環境の基礎事項の理解と興味が深まることを期待しています.
・オフィス・アワー
各教員のオフィス・アワーがコース掲示板(講義棟2階)に掲示されていますので、それを見てください.

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