【授業の目的】
西洋の造形芸術,アジアおよび日本の造形芸術(デザイン・工芸を含む)の基礎的な概念や知識を理解する。
造形芸術の史的展開について、西洋美術史を通じて概説するとともに,造形芸術および美術館の歴史について基礎的な知識を概説する。映像資料を中心に講義する。随時美術館見学,作品研究のプレゼンテーションを課す。
【授業の到達目標】
・西洋美術・アジアおよび日本の伝統美術の流れを説明できる。【知識・理解】 ・西洋美術・アジアおよび日本の伝統美術愛標的作品について,その特質と美術史的な背景について説明できる。【知識・理解】
【授業概要(キーワード)】
美術史,西洋美術,アジアの美術,日本の伝統美術
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
地域の教育および文化創生のために修得すべき専門的知識や技能を習得するための文化創生コース中心科目である。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに 09.産業と技術革新の基盤をつくろう
【授業計画】
・授業の方法
スライドの映像資料をもとに,ディスカッションや質疑応答,対話型鑑賞を行いながら授業を行います。
・日程
第1回:オリエンテーション,ならびに歴史画と美術の制度:展覧会、美術館、美術学校について 第2回:古代オリエントの美術 第3回:古代ギリシア・ローマ美術 第4回:西洋中世美術 第5回:イタリア・ルネサンス美術 第6回:北方ルネサンス美術 第7回:バロック美術 第8回:ロココ美術 第9回:アジアの伝統美術 第10回:日本の伝統美術 第11回:19世紀前半の美術:新古典主義・ロマン主義とリアリズム 第12回:19世紀前半の美術:印象派と世紀末美術 第13回:20世紀前半の美術:様々な造形運動 第14回:20世紀後半の美術:モダンからポストモダンへ 第15回:学習のまとめとしての期末試験ならびにその解説・講評
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
パワーポイントで示される講義内容をあらかじめウェブクラスからダウンロードしておき、説明をメモするなどして内容の理解に努めてください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
高校までの歴史の授業を復習するとともに,授業で提示された作品,概念,造形運動,動向などを画集,参考書などで復習してください。また,美術館等での実作の鑑賞につとめてください。
【成績の評価】
・基準
課題に取り上げた美術史における代表的な美術作品の特質に対する理解度を評価します。
・方法
課題に取り上げた造形表現の特質に対する理解度を,毎回のコメントカードや質疑応答(65%)およびレポート(35%)の合計をもって評点とします。
【テキスト・参考書】
参考書:以下のほか,適宜紹介します。 『日本美術館』(小学館,1997年),『西洋美術館』(小学館,1999年),ゴンブリッジ『美術の物語』(ファイドン,2007年)
【その他】
・学生へのメッセージ
美術史の学習は,知識もさることながら,まず作品に向き合い,あなたがどう感じるかが大切です。そのうえで,参考書などの学修を通じて,作品に対する見方を広げてください。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」を設けます。なお,会議や出張等で不在にすることもあるため、確実に面談したい場合は事前に予約をお願いします。連絡先は、初回の授業でお知らせします。
|