【授業の目的】
この授業では、食育の基本的な概念を理解した上で、地域の健康や食文化の創生を支援する観点から、学校や地域の資源の活用について現場の実態を理解し、食育の実践に必要な基礎的知識・技能を習得することを目的とする。
【授業の到達目標】
(1)食生活の課題と食育の役割を説明することができる。【知識・理解】 (2)学校や地域の資源を活用した食育を具体的に計画することができる。【技能】
【授業概要(キーワード)】
食育、学校給食、家庭科、栄養指導
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:51~75% B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:51~75% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:51~75% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:51~75% C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:26~50%
【科目の位置付け】
この授業は、地域や学校の食に関する課題の解決に取り組むことができる教育的知識と技能を身につけるために設定される科目である。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
01.貧困をなくそう 03.すべての人に健康と福祉を 04.質の高い教育をみんなに 08.働きがいも経済成長も 10.人や国の不平等をなくそう 12.つくる責任つかう責任 17.パートナーシップで目標を達成しよう
【授業計画】
・授業の方法
主担当の大森が食育の基本的概念を概説した後、各教員が専門的立場から現場の実態や食育の具体例、実施上の留意点等を解説する。その後、学んだことを活かし、受講生自ら食育を立案・発表し、相互に学び合う。授業は原則対面で行う予定ですが、状況に応じてオンラインを用いる場合があります。
・日程
1.オリエンテーション(大森) 2.食生活の課題、食育の変遷(大森) 3.学校における食育の全体像(大森) 4.給食指導1(矢口) 5.給食指導2(矢口) 6.家庭科における食育1(石垣) 7.家庭科における食育2(石垣) 8.地域の資源を活用した食育1(三原) 9.地域の資源を活用した食育2(三原) 10.海外の食育(大森) 11.食育のプランを立てる(大森) 12.発表と相互評価1(大森) 13.発表と相互評価2(大森) 14.食育の演習(大森) 15.統括(大森)
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
スライドや配布資料を参照しながら解説を注意深く聞き、重要ポイントをメモする等して内容の理解に努めて下さい。話し合いには積極的に参加し、コミュニケーション力の向上に努めて下さい。分かりやすい発表になるよう工夫し、質疑応答に積極的に参加すること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
日頃から、食に関する社会的課題に関心をもち、課題に取り組むために必要な情報を自ら収集し、理解を深めて下さい。 授業で学んだ事項について、書籍や統計資料等を活用して知識理解をさらに深め、リフレクションし、自身の意見や考えを持つよう努めて下さい。
【成績の評価】
・基準
知識・理解については、食生活の課題と食育の役割を適切に説明することができること、技能については、学校や地域の資源を活用した食育を具体的かつ適切に計画できることを合格の基準とします。
・方法
前半の講義:教員4人各2回の講義部分の配点は、教員1人10点で計40点。 後半の演習:グループ発表30点、個人レポート30点。
【テキスト・参考書】
授業全体のテキストは「食に関する指導の手引き第二次改訂版」(文部科学省、東山書房)と「白熱教室 食生活を考える」(金子佳代子・松島悦子編著、アイ・ケイコーポレーション)です。その他に、参考書として、小学校家庭科の学習指導要領と教科書です。また、各教員が授業の中で適宜紹介または資料を配布します。
【その他】
・オフィス・アワー
授業の時間以外に質問等がある場合は、基本的に主担当の大森が対応します。オフィスアワーは授業後の木曜16:20~17:00ですが、事前に連絡をして頂いた方が確実です。メールアドレス等の連絡先は授業の中で伝えます。
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