フィールドプロジェクトB3(伝統文化とものづくり)
 Field Project B3 (Study of Traditional Crafts and Educational Support for Handicrafts)
 担当教員:土井 敬真(DOI Hiromasa),張 育綺(Chang Yuchi)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科文化創生コース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:3年,4年  開講学期:集中  単位数:2単位  開講形態:実習
 開講対象:地域教育文化学部  科目区分:中心科目 
【授業の目的】
学術交流協定締結校である台湾師範大学運動・レジャー学院の学生との交流を通して、山形という地域を世界的な視点から見つめ直し、地域課題解決について考察することを目指す。またそれぞれの地域の文化の違いにも着目して地域資源の有効的な活用の方法、地域の魅力を再定義すると共に,地域の抱える課題を解決するコミュニケーション能力を培うことを目的とする。

【授業の到達目標】
①台湾についての事前学習を通して、その国や地域の持つ独自の文化・魅力について探求・理解し説明することができる。【態度・習慣】
②台湾と山形両地域の抱える課題について理解できる。【知識・理解】
③①②をふまえ、山形の地域資源を有効活用した新たな地域課題の解決方法についてプレゼンテーションできる。【態度・習慣】
④台湾師範大学の学生と英語や日本語を用いて積極的にコミュニケーションをとることができるようになる。【態度・習慣】

【授業概要(キーワード)】
国際交流、地域文化、台湾

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100%
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:51~75%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25%
C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:51~75%
D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:51~75%

【科目の位置付け】
この授業は「中心科目」として専門教育で学んでいる知識・技能を活用し、地域課題の解決を台湾を通して世界的な視野の中で大局的に捉えることのできる国際感覚を身に付ける実践型実習・演習である(地域教育文化学部地域教育文化学科のカリキュラム・ポリシー/ディプロマ・ポリシー)。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
17.パートナーシップで目標を達成しよう

【授業計画】
・授業の方法
授業は集中形式で行われ、大学または現地(台湾)でのフィールドワーク、座学・取材調査・報告会等から構成される。
・日程
1.オリエンテーション(2時間)
2.事前学習その1 台湾の歴史について(2時間)
3.事前学習その2 台湾の文化について(2時間)
4.事前学習その3 調査内容についての発表(4時間)
5.交流活動 台湾師範大学運動・レジャー学院学生との意見交換(4時間)
6.台湾フィールドワーク(30時間)
7.交流活動 台湾師範大学生との山形現地での交流(8時間)
8.活動の振り返りと実施報告会発表準備(8時間)


【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
これまでのコース専門科目等で習得した知識や技能を活用しつつ、世界的な視点を持って積極的にコミュニケーションをとりながら活動してください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
与えられた課題を理解できるよう、図書館やインターネットを活用し情報収集や配布資料の事前・事後学習を行い、自分の考えをまとめておくことを推奨します。受講者間での連絡を密にし協力し合うと同時に、分担した役割や準備には責任を持って臨むようにしてください。

【成績の評価】
・基準
①台湾についての事前学習を通して、その国や地域の持つ独自の文化・魅力について探求・理解し説明することができることが合格の基準です。
②台湾と山形両地域の抱える課題について理解し、山形の地域資源を有効活用した新たな地域課題の解決方法についてプレゼンテーションできることが合格の基準です。
④台湾師範大学の学生と英語や日本語を用いて積極的にコミュニケーションをとることができるようになることが合格の基準です。
・方法
事前活動における調査内容(30%)、活動への取り組み方(30%)、プレゼンテーションの内容・資料(40%)

【テキスト・参考書】
事前のテキスト・参考書として個別に指定するものはありませんが、担当教員が作成するスライド、プリントなどを授業で資料として配布し、適宜、テキストや参考書などを紹介します。

【その他】
・学生へのメッセージ
※12月後半に4泊5日の日程で台湾・台北で実施するフィールドワークへの参加が必須となります。台湾フィールドワークの経費は自己負担となりますのでご注意ください(経費は航空運賃、宿泊費、食費等で16万円程度と見積もっています)。ただし、新型コロナウイルス感染症の流行の程度によっては台湾には行かずにオンライン上で活動をおこなうことになる可能性があります。なお詳細はオリエンテーションで説明します。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」を土井研究室(地域教育文化学部1号館1階147)において、火曜日14:40~16:10 の間に設けます。
会議や出張等で不在にすることもあるため、確実に面談したい場合は事前に予約をお願いします。連絡先は、初回の授業でお知らせします。

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