【授業の目的】
学生(日本人・留学生ともに)と地域住民が、1)小白川地区および日本文化をお互いに紹介・交流する活動を通じて、2)地域環境(山形五堰・笹堰など)の歴史の理解および保全を図る。3)留学生も含めた災害時における避難行動様式を確認・検証する。 これらの学びを通じて地域課題を解決する実践力を学習する。
【授業の到達目標】
1)学習を通して、地域社会の現状と課題を多面的かつ的確に把握することができるようになる。[知識・理解] 2)積極的に活動に取り組むことができ、その成果を相対化して的確に伝えることができる。[態度・習慣] 3)本年度の取り組みを次年度の活動にフィードバックできるようにふりかえることができ、それに基づき、具体的なまちづくり・地域づくりのありようを的確にプレゼンテーションできるようになる。[技能]
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:26~50% B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:26~50% D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:51~75% D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:51~75%
【科目の位置付け】
地域社会の課題を認識し、その課題を解決していく実践力と総合的に判断する能力を涵養することをねらい、中心科目に位置付く。特に本学部のディプロマポリシーである、「地域社会とともに学び地域に貢献する意欲のもとに、多様な考え方や異なる立場を尊重し、他者と協働して課題解決に取り組むことができる」「地域課題に柔軟に対応し、他者と協働しながら課題解決に取り組むことができるコミュニケーション能力がある」「専門的に学んだ分野を基盤とし、さらに、幅広い分野の知識や技能を活用しながら地域の教育及び文化創生に関する課題の解決に取り組むことができる」の実効化に寄与する(地域教育文化学部カリキュラム・ポリシー/ディプロマ・ポリシー)。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を 05.ジェンダー平等を実現しよう 11.住み続けられるまちづくりを 17.パートナーシップで目標を達成しよう
【授業計画】
・授業の方法
前期にオリエンテーションを実施後、自治会住民を交えての研修・見学等を実施し、具体的にまちづくり・地域づくりに関わる活動に携わります。特に夏期休業中に集中的に実践的な研修・実習を実施します。後期には学習活動のふりかえりと事業改善に関するワークショップを実施します。
・日程
1.オリエンテーション(4月) 2.活動計画立案と事前学習(5月) 3.主な活動(6月ー12月) ・自治会住民とワークショップ(清掃活動・交流) ・留学生を含めた地域防災検討とワークショップ(防災ミニ講座・交流) ・自治会避難訓練でのワークショップ企画・交流 ・炊き出し訓練など 4.ふりかえりワークショップと成果報告会資料作成(1月) 5.成果報告会とまとめ(2月)
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
自治会等との関係構築を前提とした授業です。受講者の熱意ある主体的な活動を期待します。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
・見学や実習・演習に際し、多くのレポートが課されます。よく自宅でふりかえって取り組んでください。
【成績の評価】
・基準
1)活動を通して理解した地域社会の現状と課題をプレゼンテーションにて明確に示すことができることで合格とする。 2)積極的に活動に取り組むことができ、その成果はふりかえりのプレゼンテーションおよび最終レポートにおいて具体的に検討されていることで合格とする。
・方法
ワークショップへの関わり方(20%)、プレゼンテーションの内容及び資料(20%)、事業への関わり方(30%)、最終レポート(30%)で評価する。
【テキスト・参考書】
事前のテキスト・参考書として個別に指定するものはありません。必要に応じて適宜、資料を配布します。
【その他】
・学生へのメッセージ
新規開講のプロジェクトです。地域住民や留学生など、異世代の方との交流、多様な文化背景の方との交流をしながら活動します。
・オフィス・アワー
授業時間以外の相談は、地域教育文化学部1号館3階326研究室(石垣)で受け付けます。事前にWEBクラスメッセージで連絡してから来室してください。
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