幼稚園実習
 Practical training at a Kindergarten
 担当教員:教職研究総合センター、附属幼稚園の先生方
 担当教員の所属:教職研究総合センター、附属幼稚園の先生方
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):本学の附属幼稚園の先生方に、幼児教育実践の経験を活かして、実習生のご指導をしていただきます。
 開講学年:4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:実習
 開講対象:幼稚園教諭免許取得希望者  科目区分:幼稚園教諭免許取得希望者は必修 
【授業の目的】
幼稚園教諭一種免許状取得を目指し、2週間の実習において、主に次のことを目的とする。
○子どもたちの遊び・学びの様子を観察し、子どもたちとかかわり、必要に応じて援助しながら、幼児について理解する。
○環境構成について学ぶ。
○教材研究を行い、保育の指導案を作成し、保育実践を行う。

【授業の到達目標】
○子どもたちの遊び・学びの様子を観察し、子どもたちとかかわり、援助のポイントについて理解することができる。
○幼児について理解することができる。
○環境構成のポイントについて、理解することができる。
○教材研究を行い、保育の指導案を作成し、保育実践を行い、省察することができる。

【授業概要(キーワード)】
遊び、学び、保育、環境構成、教材研究、指導案

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25%
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25%
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100%
D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100%
D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100%

【科目の位置付け】
幼稚園教諭一種免許状取得のために必修である。この実習を通して、配属された学級を中心に、毎日子どもたちとかかわり、保育に携わらせていただく。普段、幼児に触れる機会があまりない学生にとっては、この二週間の実習はかけがえのないものとなるだろう。

【授業計画】
・授業の方法
附属幼稚園において、2週間実習を行う。近年は教育実習生が多いため、8月と11月の二つの時期に分かれて、どちらかの時期に実習を行っている。直接的には、配属される学級の担任の先生に(副担任の先生にも)ご指導をお願いすることになる。
・日程
(1)第1週の主な指導内容
   幼児理解と援助
   教材研究の仕方
   環境構成の仕方
   指導案の作成
   研究会のもち方
   保育への部分参加

(2)第2週の主な指導内容及び配当時間
   保育への参加(5日間)
   保育研究(最終日の1日の生活を通して)


【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
積極的に行動し、わからないことがある時には、指導を担当してくださる先生に尋ねてください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
○幼稚園実習に参加する前に、『教育実習の手引き【小学校・幼稚園実習編】』と、『幼稚園教育要領解説』をしっかり読んでおいてください。(「テキスト・参考書」欄に記載)
○『教育実習の手引き』の中に、附属幼稚園で実習生が書くことになる指導案の書式で、例が掲載されていますので、よく読んでおいてください。

【成績の評価】
・基準
附属幼稚園の先生方に、「保育への姿勢」、「生活指導・学級経営」、「実習状況」の三つの領域について、どの程度到達しているか検討していただき、総合評価をしていただきます。
・方法
山形大学地域教育文化学部教育実習専門委員会が、附属幼稚園からの資料に基づき判定する。

【テキスト・参考書】
【テキスト】
山形大学『教育実習の手引き【小学校・幼稚園実習編】』
【参考書】
文部科学省『幼稚園教育要領解説』フレーベル館、平成30年

【その他】
・学生へのメッセージ
○幼稚園実習を終えた学生たちのアンケート結果によると、「《歌》、《手遊び》、《絵本》を事前に準備しておくと良い」、「《学級の活動》としてどのような活動を行うか、事前に考えておくと良い」という感想が、毎年複数寄せられます。
○附属幼稚園の先生方が、子どもたちの遊び(学び)を見守りながら、どのように材料や道具を準備され、環境構成をされ、支援されているのか。また、どのようなタイミングで、どのように援助されているのか、学んでください。
・オフィス・アワー
教育実習について疑問点や不安など、何か相談したい内容がある場合、①、②、③のいずれかの教員に相談してください。
①教職研究総合センター(教職課程部門)の教員
②所属する学部・コースのアドバイザー教員
③教育実習専門委員会の教員

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