【授業の目的】
児童・生徒の豊かな人間性を育むために、現代における読書の意義や読書活動の理念と方法を理解することを目的とする。
【授業の到達目標】
○「豊かな人間性」を育むための現代における読書の意義と方法、読書活動推進施策について説明することができる。 ○ 学校における読書活動推進のための具体的な取組についての考察を通して,司書教諭に必要な知識を理解し、活動を行うことができる。 ○家庭や地域との連携を考慮したり、教科・領域等を関連させたりした読書活動推進の方策を構想できる。
【授業概要(キーワード)】
読書・人間性・司書教諭・子どもの読書活動推進計画
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25% B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:1~25% C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
この授業は,子どもの発達に即した読書の活性化を図るための知識や方法を理解して、学校図書館司書教諭に必要な実践的能力を身につけるものである。(地域教育文化学部のディプロマ・ポリシー)。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
【授業計画】
・授業の方法
○読書の意義や課題、子どもの読書活動推進計画について自身の体験的知見も踏まえて考える。(講義) ○学校における読書活動推進の取組の実際を調べて検討する。(演習) ○グループで実際に読書活動推進を企画し、実施する。(演習)
・日程
第1回:オリエンテーション/現代における読書の概念と意義(講義) 第2回:司書教諭としての立場を想定した図書館の見学①(演習) 第3回:読者(児童・生徒)の発達と心の教育/読書活動の推進に関する法律や政策について(講義) 第4回:学校における読書活動の取り組みについて(講義) 第5回:司書教諭としての立場を想定した図書館の見学②(演習) 第6回:図書館での読書活動推進に向けたイベントの企画①(講義・演習) 第7回:図書館での読書活動推進に向けたイベントの企画②(講義・演習) 第8回:図書館での読書活動推進に向けたイベントの企画③(講義・演習) 第9回:図書館での読書活動推進に向けたイベントの準備①(講義・演習) 第10回:図書館での読書活動推進に向けたイベントの準備②(講義・演習) 第11回:図書館での読書活動推進に向けたイベントの準備③(講義・演習) 第12回:図書館での読書活動推進に向けたイベントの運営①(演習) 第13回:図書館での読書活動推進に向けたイベントの運営②(演習) 第14回:図書館での読書活動推進に向けたイベントの運営③(演習) 第15回:読書活動推進に向けた取組のまとめ(講義)
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
司書教諭としての立場を想定して、自分自身の課題を明確にして積極的に受講する。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
○配付された資料等を熟読し,課題点・疑問点をあらかじめ調べて授業に臨む。 ○講義を踏まえて,疑問に思った点,さらに追究してみたい課題等について積極的に調べる。
【成績の評価】
・基準
レポートと授業中の課題を通して以下の基準で評価する。 ○「豊かな人間性」を育む現代の読書の意義や国や都道府県の政策について説明できることを合格の基準とします。 ○読書活動を推進するための具体的な方法について理解し,演習を通して具体的な実践ができることを合格の基準とします。 ○家庭や地域との連携を考慮したり、教科・領域等を関連させたりした読書活動推進の方策を提案できることを合格の基準とします。
・方法
授業中の課題(70点)、レポート(30点) 計100点により評価する。
【テキスト・参考書】
授業中に、必要な資料を適宜配布します。 その他の参考資料:第四次「子供の読書活動の推進に関する基本的な計画」 第3次山形県子どもの読書活動推進計画
【その他】
・学生へのメッセージ
自分の読書経験を振り返り、読書推進のための具体的な活動ができるようになることをめざしますので、積極的に活動してください。
・オフィス・アワー
「オフィス・アワー」は、研究室(地域教育文化学部2号館5階550号室)において、水曜日昼休み(12:10~13:00)としますが、これに限らず在室の時は随時対応します。ただし、出張等があるため訪問の際は事前に連絡を取ってからお越しください。
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