視覚障害児の心理と教育
 Education for Visually impaired children
 担当教員:澤田 真弓(SAWADA Mayumi)
 担当教員の所属:大学院教育実践研究科
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):視覚障害特別支援学校(盲学校)での担任経験のある教員が、視覚障害児について、その学級経営、教育課程、障害の特徴と教育的対応について、実践的に講義する。
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
視覚に障害のある子どもたちへの教育について学び、特にその指導法や教材・教具の工夫について理解する。

【授業の到達目標】
(1)視覚に障害のある子どもの教育的ニーズと特別支援教育の理解できるようになる。
(2)視覚に障害のある子どもの教育的支援の方法の理解できるようになる。

【授業概要(キーワード)】
視覚障害教育 自立活動 教材教具

【科目の位置付け】
中心科目、特別支援教育学校教諭一種免許状の必修科目により、特別支援教育の中で、視覚障害児の心理と教育の理解と支援についての習得を目指す。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を
16.平和と公正をすべての人に

【授業計画】
・授業の方法
配布資料及び視聴覚教材により授業を行う。また点字の学習では、基礎的な点字の書き方の実習を行う。
・日程
○授業計画
1.視覚器の構造と眼疾患の概要
2.視覚障害児の心理及び発達と実態把握
3.視覚障害児に応じた教育課程編成
4. 各教科等の指導の工夫①(環境の整備)
5. 各教科等の指導の工夫②(的確な概念の育成)
6.各教科等の指導の工夫③(読み書き指導)
7.各教科等の指導の工夫④(点字の構成)
8.各教科等の指導の工夫⑤(点字の指導)
9.各教科等の指導の工夫⑥(触覚教材と拡大教材)
10.自立活動の具体的指導①(レンズ等補助具の指導)
11.自立活動の具体的指導②(歩行指導)
12.自立活動の具体的指導③(日常生活指導)
13.職業教育と進路指導
14.情報機器等の活用
15.視覚障害教育の現状と課題

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
講義のみではなく、点字の書き方等の実習を交えながら授業を進めるので、連続した出席が望ましい。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
特別支援教育の全般的なことについて理解したり、参考書として挙げた書籍や特別支援学校学習指導要領などに目を通す等。

【成績の評価】
・基準
レポートの評価基準は、講義内容の把握の確実さ、および各自の考えの明確さとする。
・方法
レポート課題を課し、提出されたレポート(100点満点)により評価する。

【テキスト・参考書】
授業で配布する資料及び、視聴覚教材による。
『小・中学校における視力の弱い子どもの学習支援―通常の学級を担当する先生方のために―』 香川邦生・千田耕基 編 教育出版
 『視覚障害教育に携わる方のために』 香川邦生編著 慶應義塾大学出版会

【その他】
・学生へのメッセージ
集中講義であることから、事前登録が必要となります。
授業日程を必ず確認してください。
・オフィス・アワー
相談がある場合には、世話役の川村修弘までメールで連絡をしてください。

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