【授業の目的】
我々人間が生きる上で欠かせない「食」の文化的特質について、社会科学および自然科学的視点から複合的に考究し、課題解決や新たな価値の創造に必要な基礎的事項を理解することを目的とする。
【授業の到達目標】
1.食の文化的特質を理解し、具体例を挙げることができる。【知識・理解】 2.食文化を規定する要因について説明することができる。【知識・理解】
【授業概要(キーワード)】
食文化、郷土料理、和食、外国料理、食品加工
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:26~50% B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25% B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:1~25% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:26~50% C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:26~50%
【科目の位置付け】
この授業は、国内外の食文化に興味を持ち、人々の食生活の現状や地域社会の課題について考究し、課題の解決および地域文化の創生に必要な基礎的事項を習得するために編成される基礎科目である。(地域教育文化学部文化創生コースのカリキュラム・ポリシー)
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を 08.働きがいも経済成長も 14.海の豊かさを守ろう 15.陸の豊かさも守ろう 17.パートナーシップで目標を達成しよう
【授業計画】
・授業の方法
具体的な事例を紹介しながらの講義を中心とするが、学生主体の討議・調査や発表・相互評価等の演習も組み入れる。授業は原則対面で行いますが、状況に応じてオンラインを用いる場合があります。
・日程
第1回 オリエンテーション、食文化とは(食文化の定義) 第2回 食文化を規定する要因 第3回 食文化における生産・調理加工技術の役割 第4回 無形文化遺産「和食」の特質 第5回 日本の食文化1(東北) 第6回 日本の食文化2(その他の地域) 第7回 アジアの食文化 第8回 欧米の食文化 第9回 その他の地域の食文化 第10回 食文化の未来 第11回 課題演習:グループディスカッション 第12回 課題演習:調査 第13回 課題演習:発表および相互評価① 第14回 課題演習:発表および相互評価② 第15回 総括
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
講義内容や他者の発表をよく聞き、自ら分かりやすくノートにまとめること。自分の考えを深め、積極的に質問や発言をすること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
日頃から、国内外の食文化に関心を持ち、関連書籍や資料を自ら探して読み、理解を深めておくこと。各回受講後にリフレクションをし、疑問点があったら授業外の時間を使って自ら調べる・質問する等により解決し、各回のトピックについて自身の見解を持つこと。
【成績の評価】
・基準
講義の中で解説した基礎的事項について、具体例を示しながら適切に説明できること、また、演習課題について主体的に調査し、その結果を分かりやすく整理・発表できることを合格の基準とする。
・方法
受講態度20点、発表30点、レポート50点とし、総合的に評価する。
【テキスト・参考書】
授業の内容に対応した資料を適宜配布する。主な参考書として以下2点を挙げます。「人類の食文化」石毛直道監修農山漁村文化協会、「日本の食文化 その伝承と食の教育」江原絢子・石川尚子編著
【その他】
・学生へのメッセージ
自分がこれまで知らなかった国内外の食文化や、当たり前と思っていた食習慣の背景や価値等について(再)発見することを楽しんで下さい。日本古来の食文化についてもあらためて見識を深め、自分の価値観や行動を見つめ直す機会にもして欲しい。
・オフィス・アワー
授業外に質問や相談がある場合は、月曜12:10~12:50に研究室で応じます。その他の日時でも対応可能なので、授業の前後に声をかけて予約して下さい。
|