ライフステージとスポーツ
 Lifestage and Sport
 担当教員:三枝 巧(MIEDA Takumi),清水 香(SHIMIZU Kaori)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科文化創生コース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
 年齢・体力・技術・興味・目的に応じたスポーツ・運動・身体活動の実践に関する基礎的知識やその諸課題について理解する

【授業の到達目標】
 1)ライフステージや発育・発達の概念や定義,それにまつわる用語や専門的知識を理解し,適切に説明できる【知識・理解】
 2)年齢区分・女性・障がい者とスポーツの関係について理解し,それらに関する諸課題や科学的知見について適切に説明できる【知識・理解】
 3)豊かなスポーツライフの実現に向けたわが国の施策や現場で行われている実践を考察し,スポーツを用いた介入や運動処方を計画することができる【態度・習慣】

【授業概要(キーワード)】
 ライフステージ,発育発達,生涯スポーツ,ヘルスプロモーション,運動処方

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:51~75%
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25%
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25%
B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:1~25%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25%
B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
 本授業は,ライフステージに応じたスポーツ・運動・身体活動の実践に関する基礎的知識を身につけ,また,地域スポーツに関する諸課題について理解するとともに,地域スポーツ振興の担い手として求められる実践的な課題解決能力の基礎を身につけようとするものである(地域教育文化学部地域教育文化学科文化創生コースのディプロマ・ポリシー)

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を
04.質の高い教育をみんなに

【授業計画】
・授業の方法
 1)主にパワーポイントを用いて講義を進め,必要に応じて視聴覚教材を併用する
 2)授業を通して得られた知識をもって,ライフステージに応じたスポーツを用いた介入や運動処方について考察する
・日程
 第1回 ガイダンス(三枝)
 第2回 発育・発達期の身体的特徴(清水)
 第3回 発育・発達期の心理的特徴(三枝)
 第4回 運動・スポーツ活動における健康・安全・危機管理(三枝)
 第5回 わが国の運動・スポーツの現状とその課題(幼児・学童・思春期)(三枝・清水)
 第6回 発育・発達期の運動プログラム(主に幼児-学童期)(三枝・清水)
 第7回 発育・発達期の運動プログラム(主に学童-思春期)(三枝・清水)
 第8回 わが国の運動・スポーツの現状とその課題(青年・壮年・高齢期)(三枝・清水)
 第9回 わが国の運動・スポーツの現状とその課題(女性)(清水)
 第10回 わが国の運動・スポーツの現状とその課題(障がい者)(三枝)
 第11回 効果的な体力づくりやトレーニングに関する理論(清水)
 第12回 運動・スポーツ習慣の獲得・継続に関する理論と実際,ヘルスプロモーション(三枝)
 第13回 地域スポーツクラブ,スポーツ指導者の充実とその課題(三枝)
 第14回 地域スポーツクラブと産学官の連携(三枝)
 第15回 総括・学習内容に関する試験(三枝)

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
 1)授業で示される内容(重要語句や科学的知見,等)について,参考図書等を活用しながら深く理解できるよう努める
 2)授業においては建設的な批判精神をもって聴講し,レポート等においては合理的な考察を記述するよう努める
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
 1)学校体育やスポーツ活動に関するトピックスの動向に注意する
 2)図書館やインターネットを活用した情報収集や配布資料の事前学習を行い,自分の考えをまとめておくことを推奨する
 3)授業で扱った内容を十分に復習し,理解を深めるために参考文献やインターネットを用いて自主的に学習することが不可欠である

【成績の評価】
・基準
 1)ライフステージや発育・発達の概念や定義,それにまつわる用語や専門的知識を理解し,適切に説明できることを合格の基準とする
 2)子ども・青壮年者・高齢者・女性・障がい者とスポーツの関係について理解し,それらに関する諸課題や科学的知見について適切に説明できることを合格の基準とする
 3)豊かなスポーツライフの実現に向けたわが国の施策や現場で行われている実践を考察し,スポーツを用いた介入や運動処方を計画することができることを合格の基準とする
・方法
 筆記試験:50% 授業参加度(小テスト,レポート,リアクションペーパー):50%

【テキスト・参考書】
 1)テキストとして指定するものはないが,必要な資料やプリントを授業ごとに配布する
 2)参考書は,必要に応じて授業内で適宜紹介する

【その他】
・学生へのメッセージ
 1)自主学習によって,毎回の授業内容を習得しようとする姿勢が大切です
 2)授業内外を問わず,積極的な質問を歓迎します
・オフィス・アワー
 火曜日の12:00~13:00の間に「オフィス・アワー」を三枝研究室(地教3号館4階)において設けるが,これに限らず在室している時は随時対応する

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