地域文化実践論
 Theory of Cultural Activities in the Region
 担当教員:土井 敬真(DOI Hiromasa),小酒井 貴晴(KOZAKAI Takaharu),滝澤 匡(TAKIZAWA, Tadashi)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科文化創生コース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
日本及び山形県の地域環境について学習し、地域における生涯学習の理念や目的を理解した上で、特定の地域を念頭においた文化イベントを企画・立案し発表する。企画した文化イベントを告知するためのポスター等を作成し、地域への情報発信・伝達のための課題を考察し、人口減少問題を抱える地域における文化の振興と生涯学習社会を継続・発展・実現していくための課題と解決策について考えをまとめ、発表する。

【授業の到達目標】
(1)日本及び地方の現状を多面的に理解し、将来の地域を予測できる。【知識・理解】
(2)地域が抱える文化活動の目的とその実態を考察し、問題の解決策を根拠とともに提案できる。【態度・習慣】
(3)企画・立案した文化イベントの情報発信・伝達の方法について考察し、説得力のある企画書、ポスターを作成することができる。【技能】

【授業概要(キーワード)】
地域における文化振興活動、課題探求能力、情報収集能力、プレゼンテーション

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25%
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:51~75%
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25%
B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:51~75%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:26~50%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25%
B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:26~50%
C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:26~50%

【科目の位置付け】
この授業は、地域における文化に関する課題について他者と協同しながら目的の共有を図り、課題解決に取り組むことができる力を身につけるものである(地域教育文化学部地域教育文化学科文化創生コースのディプロマ・ポリシー)。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
11.住み続けられるまちづくりを

【授業計画】
・授業の方法
グループワークを中心に、具体的なテーマについて調査・情報収集に取り組み、発表、レポートの作成を行う演習形式を基本とする。地域が抱える人口減少問題等の課題や、文化活動の理念・目的を理解した上で、特定の地域を舞台とした文化イベントを企画、立案しプレゼンテーションする。
・日程
第1回 ガイダンス・地域を舞台とした文化イベントついて
第2回 地域の人口動態の現状・これから
第3回 地域を舞台としたイベントの調査・告知方法としてのポスターの収集・調査
第4回 論理的な文章の書き方・アイデアの出し方・イベント企画の立案作業
第5回 文化イベント案の決定。イベント計画書・ポスター制作
第6回~7回 イベント企画書・ポスター作成
第8回 イベント企画書・ポスターの発表、相互批評
第9回 イベント企画書・ポスターの修正、プレゼンの心得
第10~11回 中間発表その・相互批評
第12回 発表の講評、イベント企画書・ポスターの修正
第13回 イベント企画書・ポスターの修正
第14~15回 最終発表・まとめ

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
(1)パワーポイントで示される講義内容をノートに筆記して内容の理解に努める。
(2)積極的に情報を収集し、意欲的にグループ活動に取り組む。
(3)グループで役割分担を行ない、企画をまとめ発表する。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
(1)地域における文化活動の事例などを自主的に興味関心を持って調査・予習しておく。
(2)宿題として指定された課題は必ず行っておくこと。

【成績の評価】
・基準
授業の到達目標で示した日本及び地方の現状と文化活動の課題について、授業をとおして得られた知識や経験に基づいて主体的に考察し、企画・立案した文化イベントの説得力のある企画書、ポスターを作成し、発表できることが合格の基準です。
・方法
1.学習内容のふりかえりレポート5点×8回
2.文化イベントのアイデア60点(企画書20点、ポスター20点、プレゼンテーション20点)
ふりかえりシートでは、授業内容の理解度と発展的思考力を評価します。文化イベントの企画書では独自性・論理性・根拠となるデータの質と量・明解さを、ポスターでは独自性・情報発信力を、プレゼンテーションでは表現力・説得力を評価します。

【テキスト・参考書】
各回の担当教員が使用するスライドやプリントなどを配布し、各回の担当教員が必要に応じてテキストや参考書を紹介します。

【その他】
・学生へのメッセージ
グループでの活動が中心となる授業です。
作成するポスターもWordやPower Pointといった一般的なソフトを主に用いて作成します。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」については授業の開始時点で、担当の教員から説明があります。
なお会議や出張等で不在にすることもあるため、確実に面談したい場合は事前に予約をお願いします。連絡先等詳しくは、初回の授業でお知らせします。

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