【授業の目的】
各種領域から構成されるスポーツ科学の理論を包括的に学ぶことを目的とする。
【授業の到達目標】
(1)スポーツ科学における各種領域について包括的に理解し、それぞれの概要について説明できる。【知識・理解】 (2)スポーツ科学がスポーツの実践や指導の現場において担う役割を説明できる。【知識・理解】 (3)スポーツ科学の基礎的知識によって、各種スポーツについて考察できる。【態度・習慣】
【授業概要(キーワード)】
運動学、スポーツ生理学、トレーニング科学、生涯スポーツ学、スポーツ栄養学、スポーツ心理学,スポーツマネジメント
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:51~75% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:51~75%
【科目の位置付け】
本授業では、スポーツ科学の各種領域における基礎的な理論を概説すると伴に、それらがスポーツの実践や指導の現場、社会において担う役割について講義する(地域教育文化学部文化創生コースのディプロマ・ポリシー)。2年次以降にスポーツ関連の専門科目を学習するための基盤を築くものである(地域教育文化学部文化創生コースのカリキュラム・ポリシー)。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を 04.質の高い教育をみんなに
【授業計画】
・授業の方法
スポーツ科学における6つの異なる領域を専門とする教員がオムニバス形式によって講義を行なう。
・日程
第1回:スポーツ科学における各種領域とその範疇(井上) 第2回:スポーツ社会学の視点と方法(笹瀬) 第3回:スポーツ振興と行政・法(笹瀬) 第4回:伝統スポーツの変容:競技化,観光化,博物館化,フィットネス化(張) 第5回:スポーツマネジメントとグローカル化(張) 第6回:栄養素の役割(矢口) 第7回:アスリートの栄養・食事計画(矢口) 第8回:スポーツと心理(三枝) 第9回:アダプテッドスポーツと心理(三枝) 第10回:スポーツとドーピング-Anti-Doping-(渡邉) 第11回:スポーツタレントの発掘・育成(渡邉) 第12回:スポーツとエネルギー(清水) 第13回:スポーツ動作の観察と評価(井上) 第14回:スポーツにおける身体運動の仕組み(井上) 第15回:テストとまとめ(井上)
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
授業で示されるスライド等の授業資料を参考にしながら,要点についてメモを取るなどして内容の理解に努める. 分からない内容がある場合は、そのままにせず質問するなど解決のための努力をする. 自身がスポーツを行ったり、観たりした経験と照らし合わせながら受講すると良い。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
教員毎に課題が課されるので必ず提出するとともに、参考資料やその他の文献等を活用して、内容の適切な理解に努める。 事前に授業計画を確認し、各授業テーマに含まれるキーワードから文献を見つけ、それらを参照しておくと良い。 この科目で学習する基礎的な知識は後の専門科目における学習に不可欠である。したがって、理解が十分でない場合は、自分なりに調べ学習などをして、補填する努力をする。
【成績の評価】
・基準
スポーツ科学に関する基礎的な知識について正しく理解していることを合格の基準とする.テストによって評価する。 スポーツを科学的に考察する基礎的な能力を有していることを合格の基準とする。レポート課題によって評価する。 参加状況や質問、発言などに現れる授業に対する積極性を、授業に対する意欲および態度として評価する。
・方法
スポーツを科学的に考察する基礎的な能力を評価するレポート(60%)とスポーツ科学に関する知識の理解度を評価するテスト(30%)、授業への参加意欲と態度(10%)の合計得点をもって評点とする。
【テキスト・参考書】
各回の担当教員が使用するスライドやプリントなどを配布し、必要に応じてテキストや参考書を紹介する。
【その他】
・学生へのメッセージ
スポーツ科学の導入科目である。スポーツ科学への興味を広げて欲しい。 第2回から第14回までの講義の順序は入れ替わる場合がある。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」は授業終了後(木曜日17:50~)に設ける。これに限らず各教員の研究室にて随時対応する。
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