栄養学概論
 Basic Nutrition
 担当教員:小酒井 貴晴(KOZAKAI Takaharu)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科文化創生コース
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):政府系研究機関(産業技術総合研究所、農業食品産業技術総合研究機構)およびルードヴィッヒ癌研究所(スウェーデン)において,消化管生理機能に関する基礎研究に従事しており,その経験を活かして栄養生理学に関する知見を学ぶ。
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
本授業では、なぜ、日常的に栄養素を摂取しなければ生きて行けないのか、という生命活動の根幹を理解し、健康的で活動的な生活を過ごすための成分と機能を理解する。

【授業の到達目標】
1. 栄養素に関する基礎的な知識を理解できるようになる。【知識・理解】
2. 栄養素の体内作用を幅広く理解することができるようになる。【知識・理解】
3. 「体に良い食事」の意味を理解した上で、健康的な日常生活を過ごすことができるようになる【知識・理解】

【授業概要(キーワード)】
栄養素、栄養素の吸収・代謝、栄養素の利用

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25%
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
この授業は、幅広い教養と汎用的技能を習得するために、地域の文化創生全般にわたる心身の健康に関する専門的知識習得のための基礎的知識を身に付けるものである(地域教育文化学部のカリキュラムポリシー/ディプロマポリシー)。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を

【授業計画】
・授業の方法
基本的に対面授業でスライドを活用して板書しながら進めます。教員からの一方通行の授業でなく、学生の発表、コメントや質疑応答を挟みながら実施します。
・日程
1回目:授業ガイダンス、栄養の概念、2回目:栄養素の種類と機能、3−5回目:糖質の種類と構造、代謝、血糖値調節機能、6−8回目:タンパク質の種類と構造、代謝、尿への代謝物排泄、9-11回目:脂質の種類と構造、空腹や運動時の脂肪酸、12回目:ミネラルと吸収、13回目:食物繊維と腸管発酵、14回目:総合試験、15回目:総まとめ

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
準備学修に必要な学修時間の目安は1.5時間/週です。知識を頭に入れるのではなく、答えがないかもしれない課題に対して、知的好奇心と向上心を持って、前向きに思考する姿勢を持ってほしいです。また、質問があるときは積極的に挙手すること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
授業内容を予習・復習すること。図書館やインターネットを活用した情報収集。

【成績の評価】
・基準
栄養素に関する基礎的な知識を適切な用語を用いて、説明できる。 栄養素の機能を理解して、説明できる。 体に良い食事を生理状況に応じて、考えることができる。
・方法
授業内の発言、確認小テストや提出小レポートを課します。これらの評価点(70点)に総合試験(30点)を合算して、総合的に評価します。なお、授業態度が著しく悪い者は減点することもあります。

【テキスト・参考書】
事前のテキストとして個別に指定するものはありませんが、必要な場合は、資料やプリントを授業ごとに配布します。複雑でわかりにくい部分の参考書として、マクマリー生物有機化学 生化学編(丸善)は、わかりやすく書かれていると思います。

【その他】
・学生へのメッセージ
遅刻する場合は理由を明確かつ正直に伝えるようにしてください。欠席する場合は友人などに理由を伝えておくとよいでしょう。
・オフィス・アワー
授業時間外で質問がある場合は、平日(月~金)の12~13時の間に研究室へ来てください。詳しい連絡先や研究室の場所については、講義の際に連絡します。

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