【授業の目的】
調理の意義や操作の科学的意味を学んだ上で、食事設計に必要な知識を身につけ、実践力を養う。
【授業の到達目標】
調理操作に伴う化学的・物理的変化や食文化を説明できるようになる。(知識・理解) 食事設計の理論を理解し、実際に食事設計ができるようになる。(知識・理解、技能)
【授業概要(キーワード)】
調理操作、調理特性、食事設計
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50% D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50%
【科目の位置付け】
この授業は調理操作に伴う食品の変化や特性、食文化、食事設計理論を学び、食事設計力を身に着けるものである。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
02.飢餓をゼロに 03.すべての人に健康と福祉を 04.質の高い教育をみんなに
【授業計画】
・授業の方法
前半は調理の意義や調理操作について講義し、後半は食事設計について講義と演習とを組み合わせて行う。
・日程
1.授業概要の説明 調理の意義・日本の食文化 2.おいしさとは 3.調理操作(非加熱操作) 4.調理操作(加熱操作) 5.供食・食事環境 6.食品成分表 7.献立とは 8.献立作成に必要な調理の知識 9.食事摂取基準と食品構成 10.中間試験 11.食事設計計画 12.献立作成演習 13.作成した献立の評価 14.献立作成演習(修正) 15.作成した献立の再評価
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
講義前後には教科書の該当するページを読んだり、パワーポイント資料を確認して理解を深める。授業中では講義内容をノートに筆記して内容の理解に努める。 献立作成演習では、課題内容に合致したものであるか確認しながら作業をすすめる。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
調理をする際に、一つ一つの調理操作の意味を考えましょう。献立作成演習は授業時間だけでは終わらないので授業時間外も取り組んでください。
【成績の評価】
・基準
講義、作成した献立ともに講義内容を60%以上理解できているかを合格の基準とする。
・方法
中間試験(50点)と献立作成演習(50点)の得点の合計をもって評価する。
【テキスト・参考書】
テキスト:栄養士・管理栄養士をめざす人の調理・献立作成の基礎(化学同人) 日本標準食品成分表2020年版(八訂) 調理のためのベーシックデータ(女子栄養大学出版部) 献立作成演習には、ノートパソコンが必要です。また、各自で計量カップや計量スプーン、キッチン用の秤を用意しておきましょう。
【その他】
・学生へのメッセージ
食事設計作成は、授業時間外も利用して取り組んでください。調理は科学であり、偶然や勘で作るものではないことを学びましょう。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問にお答える「オフィス・アワー」を矢口研究室(地域教育文化学部1号館4階406)において、授業終了後(月曜日)の昼休み(12:00~13:00)の間に設けます。
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