【授業の目的】
心理学の代表的な研究方法によりデータの収集、分析、レポート作成を行い、心理学研究方法を習得する。
【授業の到達目標】
心理学におけるデータ収集の基礎的な方法を実行できる。【技能】 「心理統計」の内容と関連づけて基本的な分析が出来る。【知識・理解,技能】 心理学のオーソドックスな論文形式(目的、方法、結果、考察)にのっとったレポート作成が出来る。【技能】
【授業概要(キーワード)】
観察法、実験法、面接法、質問紙法
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100%
【科目の位置付け】
本授業は,「地域社会における心身の健康に関する諸課題についての基本的知識(文化創生コースのディプロマ・ポリシー)」を身につけるための科目であり,公認心理師の受験資格に関わる単位である。 「心理学概論」及び「心理学統計法」の単位を取得済みであることを履修の要件とする。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を
【授業計画】
・授業の方法
データの収集、解説、分析、レポート作成の説明を、1つの内容について3週かけて行います。
・日程
1.オリエンテーション、研究法概説・心理統計の復習 (「心理学統計法」の資料を持参すること) 2.心理学レポートの書き方 3~5.実験法: ①データ収集 ②解説 ③分析 ④レポート作成の説明 6~8.観察法: ①データ収集 ②解説 ③分析 ④レポート作成の説明 9~11.面接法: ①データ収集 ②解説 ③分析 ④レポート作成の説明 12~14.質問紙法:①解説 ②質問紙作成 ③分析 ④レポート作成の説明 15.レポートの見直しと修正
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
作業に応じてノートPCの持参を求めます。 授業時間外の作業が多いので、計画的に課題に取り組むようにしてください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
不明な点は、受講生同士で確認し合う、TAや担当教員に質問するなどして、曖昧なままにしないようにしてください。
【成績の評価】
・基準
作成されたレポートが、心理学の研究論文として、書式や内容が最低限の要件を満たしていることを合格基準とします。
・方法
4本のレポートはそれぞれ25点満点で採点します。合計点を成績とします。
【テキスト・参考書】
参考書: 実践心理データ解析 田中敏 新曜社/「心理学マニュアル」シリーズ 北大路書房
【その他】
・学生へのメッセージ
心理学の卒業論文を書く際の基本スキルを習得するための授業です。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」を研究室において設けます。詳細は、オリエンテーション時に連絡します。
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