【授業の目的】
大学生における健康的で文化的な生活を、特に食生活を軸にして、基本的知見や技法を学ぶ。特に1年生向けの授業で、地域食文化、スポーツ栄養、食育、食品機能性など、「食」に関する専門を対面授業の中でグループワークなど学習方法も習得する。食の専門性を意識しながら、健康や芸術などと複合的な視野で学修するための基本導入を意識した授業であるため、1、2年生のうちの履修が望ましい。
【授業の到達目標】
(1) 健康的かつ文化的な生活について科学的に理解し、説明することができる。【知識・理解】 (2) 大学生としての健康的かつ文化的な生活を考え、現代的課題を鑑みながら、主体的に考察することができる。【技能】 (3) 地域における健康的かつ文化的な生活の現代的課題について討議して、自らの食生活に実践することができる。【態度・習慣】
【授業概要(キーワード)】
健康的かつ文化的な生活、食生活改善、山形らしい食材と食文化、現代の生活課題、大学生としての生き方、食領域プログラム
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:26~50% B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:26~50% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25% D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25% B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
この科目は地域と現代課題に観点からに健康的かつ文化的な生活を論理的に思考して、解決策を提案する力を身につけるために編成された選択科目である。また、文化創生コースの選択必修 ③卒業要件上、6単位選択し修得しなければならない科目に該当する。(地域教育文化学部文化創生コースカキュラムポリシー・ディプロマポリシー)。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を 11.住み続けられるまちづくりを 12.つくる責任つかう責任 17.パートナーシップで目標を達成しよう
【授業計画】
・授業の方法
担当教員によるオムニバス形式の授業で、板書、配布プリントおよびスライド資料などを中心に、視聴覚教材や現物資料、簡単な実習・演習・実験等を通して、講義を実施する。学習テーマごとに、確認小テストや振り返りレポートなどの学習をすることで、効率的な修得を目指す。
・日程
1回目オリエンテーション・ガイダンス(小酒井、大森、矢口、三原)、2回目健康的な栄養摂取栄養素の説明や健康的な生活の意義(小酒井)、3回目山形の食材と食文化①山形の特産品や農産物、実践型社会実習演習(フィールドプロジェクト)の内容紹介(小酒井)、4回目山形の食材と食文化②地域食文化の有意義ーグループワークの基礎技術;KJ法に挑戦しよう(小酒井)、5回目自分の食生活①一人暮らしで食事準備や栄養バランスで注意すること(大森)、6回目自分の食生活②日本型食事や食育など、国際的視野から考える(大森)、7回目自分の食生活③成長や加齢に伴う栄養摂取の変化(矢口)、8回目自分の食生活④、現在の自分に最適化した栄養管理(矢口)、9回目自分の体①腸管機能(消化、吸収・分泌、運動、免疫) (小酒井)、10回目自分の体②エネルギー代謝と内分泌機能(小酒井)、11回目自分の体③病態時の栄養摂取について(三原)、12回目地域社会の栄養高齢化社会の問題・介護の栄養摂取に関する課題(三原)、13回目大学生の文化的生活栄養を題材に、前期終了前・夏休みを前に、大学レポートの上手な書き方(小酒井)、14回目大学生の健康的生活夏休みを前に、脱法ドラッグや大麻などについて(小酒井)、15回目授業の振り返り・総まとめ(小酒井)
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
準備学修に必要な学修時間の目安は1.5時間/週です。知識を頭に入れるのではなく、答えがないかもしれない課題に対して、知的好奇心と向上心を持って、前向きに思考する姿勢を持ってほしいです。また、質問があるときは積極的に挙手すること。グループワークも複数回行います。グループワークへの積極的参加を求めます。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
授業内容を予習・復習すること。図書館やインターネットを活用した情報収集(真偽も含め)に努めてください。小レポートも課します。
【成績の評価】
・基準
1)健康的・文化的な生活に関する課題について、授業を通して得られた知識や経験に基づいて主体的に考察し、論述できることが合格の基準です。 2)授業での活動に積極的・能動的に参画できていることが合格の基準です。
・方法
授業中や授業後のレポートに75%、授業・グループ討議への参加状況などを25%として、合計100%として評価する。15回を区分した各単元テーマ(担当教員)ごとに評価点を合算して、100点満点中の評価を得点とする。
【テキスト・参考書】
適宜指示する。
【その他】
・学生へのメッセージ
有意義な大学生活にするために必要な基礎的知識や技法をぜひとも主体的に学ぶようにして、自分や周囲の生活を豊かなにしていきましょう。
・オフィス・アワー
基本、常時、Webclassで質問を受け付けています。また、各担当の先生に都合の良い時間などを伺い、調整することで、後日、各先生の研究室を訪問しても構いません。
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