【授業の目的】
「作曲法基礎」で習得したことがらを基に、和声、対位法の学習を進め、楽曲分析を行い理解を深めることを目的とする。
【授業の到達目標】
1)対位法的楽曲の分析ができるようになる。【知識・理解】 2)和声のみならず形式の分析もできるようになる。【知識・理解】
【授業概要(キーワード)】
和声 対位法 フーガ 形式 楽曲分析
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25% D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
この授業は「専門科目」の一つであり、対位法の基礎的な知識を身につけ、実際の楽曲にどのように生かされているのか、分析する力を養うものである。(地域教育文化学部地域教育文化学科文化創生コースのカリキュラム・ポリシー)
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに 17.パートナーシップで目標を達成しよう
【授業計画】
・授業の方法
前半は対位法的楽曲の分析。後半はグループごとに分析する楽曲を決定し、形式や和声の分析を行い発表をする。
・日程
第1回 ガイダンス 第2回 対位法について 第3回 J.S.バッハ《インヴェンション》の分析 第4回 J.S.バッハ《シンフォニア》の分析 第5回 フーガについて 第6回 J.S.バッハ《平均律クラヴィーア曲集》の分析1 第7回 J.S.バッハ《平均律クラヴィーア曲集》の分析2 第8回 J.S.バッハ《平均律クラヴィーア曲集》の分析3 第9回 その他の対位法的楽曲の分析 第10回〜第14回 いくつかのグループの分かれ、作曲 I、IIで学んだ知識を踏まえ楽曲を分析し発表をする。それに伴い、二部形式、三部形式、複合三部形式、ロンド、ソナタなどの楽式を学ぶ。並行して対位法的楽曲の分析も継続する。 第15回 まとめ
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
1)楽曲の分析については受身でなく自ら考える。 2)授業内の説明において重要な点はノートに書き取り役立てる。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
1)宿題として与えられた課題は必ず実施すること。 2)授業内で分析した楽曲の他にも積極的に分析を試みること。
【成績の評価】
・基準
授業に出席し積極的に学び、その都度課題をこなし基礎的な知識を獲得しているかどうかを評価の基準とする。
・方法
平常点20点+レポート80点 (全授業の2/3以上出席しない者は失格とする。)
【テキスト・参考書】
J.S.バッハ《インヴェンションとシンフォニア》《平均律クラヴィーア曲集第一巻》の楽譜を用意することが望ましい。 参考書:島岡譲『音楽の理論と実習』音楽之友社、池内友次郎『二声対位法』音楽之友社、山口博史『厳格対位法 第2版 パリ音楽院の方式による』音楽之友社
【その他】
・学生へのメッセージ
講義で得た知識により自分自身が演奏する楽曲や興味のある楽曲について分析してみることも大切です。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」は名倉研究室(地域教育文化学部1号館2階 253)において、原則、火曜日の昼休み(12:10〜13:00)としますが、これに限らず空き時間には随時対応します。確実に面談したい場合は授業後に相談してください。
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