【授業の目的】
スポーツや健康に関わるデータを正しく計測し、客観的に評価できるようになることを目的とする。
【授業の到達目標】
(1)体力測定や身体計測などの測定を正しい方法で行なうことができる。【技能】 (2)測定したデータの意味を説明できる。【知識・理解】 (3)データを整理・集計する方法、さらには統計解析について理解し、適切にデータを示したり、解釈したりできる。【知識・理解】
【授業概要(キーワード)】
測定評価、体力テスト、身体計測、統計解析
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25% B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25% D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:51~75% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
スポーツや健康に関わるデータを計測し、分析する一連の手順について実践を通して学ぶ(地域教育文化学部文化創生コースのディプロマ・ポリシー)。また、卒業研究においてデータを取り扱う基礎的な知識を習得する(地域教育文化学部文化創生コースのカリキュラム・ポリシー)。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を 04.質の高い教育をみんなに
【授業計画】
・授業の方法
実習によってデータを実際に取得し、記録する。 コンピュータを用いて整理や集計、統計解析を行う。
・日程
第1回:ガイダンス 第2回:体力の概念、体力測定の意義 第3回:形態計測と評価 第4回:身体組成と評価 第5回:筋力の測定と評価 第6回:パワーの測定と評価 第7回:持久力の測定と評価 第8回:新体力テストと評価 第9回:Excelを用いたデータ処理の基本 第10回:スポーツ科学における測定データの統計解析(記述統計学) 第11回:スポーツ科学における測定データの統計解析(点推定・区間推定) 第12回:スポーツ科学における測定データの統計解析(仮説検定) 第13回:データの提示とプレゼンテーションの方法 第14回:統計結果のプレゼンテーション 第15回:期末試験
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
授業で示されるスライド等を参考にしながら、要点についてメモを取るなどして内容の理解に努める。 データ取得の際には、実際に運動を行うため、相応しい服装やシューズを持参する。 受け身ではなく、自身がデータを測定・分析する立場にあることを理解し、演習に取り組む。 測定したデータは各自管理する。 分からない内容がある場合や作業が滞った場合は、そのままにせず質問するなど解決のための努力をする。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
授業計画を参照し、関連する内容を事前に調べておくと良い。 授業の宿題として指定された課題は必ず提出するとともに、参考資料やその他の文献等を活用して、内容の適切な理解に努める。 各回の授業には連続性があるため、理解が十分でない場合は、自分なりに調べ学習をするなどして、補填する努力をする。
【成績の評価】
・基準
スポーツや健康に関わるデータの計測方法や分析手法について正しく理解していることを合格の基準とする。テストによって評価する。 統計的な手法を用いて測定したデータを解析できることを合格の基準とする・プレゼンテーションによって評価する。 データの測定や分析に前向きに取り組む姿を,授業に対する意欲および態度として評価する。
・方法
テストの成績から判断される理解度(60%)と授業におけるプレゼンテーションの完成度(10%)、授業への参加意欲と態度(30%)の合計得点をもって評点とする。
【テキスト・参考書】
各回の担当教員が使用するスライドやプリントなどを配布する。また、必要に応じてテキストや参考書を紹介する。
【その他】
・学生へのメッセージ
実践を通して学ぶ授業形態なので、積極的な参加姿勢を求める。 スポーツ領域において自然科学的手法を用いて卒業研究を行いたいと考えている者には、受講することを強く奨める。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」は原則として水曜日の昼休み(12:10~12:50)に井上研究室(地域教育文化学部3号館6階)おいて設ける。これに限らず在室している時は随時対応する。
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