【授業の目的】
学校関係者の立場から子どもの健康を守るために必要な事柄について扱います。学校生活における健康上の配慮と健康実践能力を育てる働きかけが学校組織の中でどのように展開されているかを解説します。
【授業の到達目標】
教育としての保健活動について説明できる。
学校保健活動における教職員の役割や関連機関との連携について説明できる。
【授業概要（キーワード）】
発育発達支援 保健教育 保健管理
【学生主体型授業（アクティブラーニング）について】
B-1．学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。：1～25％
A-2．小レポート等により、事前学習（下調べ、調査等含む）が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。：1～25％
B-2．事前学習（下調べ、調査等含む）をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。：1～25％
B-3．習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。：1～25％
【科目の位置付け】
子どもの健やかな発育発達を保障するために求められる実践的能力を身につけます。
専門科目 （教員免許 必修） 教科（学校保健）
【SDGs（持続可能な開発目標）】
03.すべての人に健康と福祉を
04.質の高い教育をみんなに
12.つくる責任つかう責任
【授業計画】
・授業の方法
テキストやスライド、資料を使用して講義します。また、ディスカッションやグループワークも適宜取り入れます。
・日程
1.健康に生きる力について
2.学校保健とは
3.子どもの発育・発達
4.健康診断
5.子どもの健康課題と病気
6.感染症とその予防
7.応急手当
8.心の健康問題とその対応
9.性についての指導
10.保健室の役割
11.学校安全・危機管理
12.学校の環境衛生
13.保健教育
14.学校保健・安全計画と学校保健組織活動
15.まとめ
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
講義内容を配付資料やノートに記述してください。また、授業中に課題を指示することがあるので、その指示に沿って作業してください。
・授業時間外学習（予習・復習）のアドバイス
テキストの該当箇所を60分程度復習してください。また、関係法令は事前に指示された条文等を確認してください。
【成績の評価】
・基準
学校保健のしくみと子どもの健やかな発育発達を保障するための教員としての基本的役割について説明できることを合格の基準とします。
・方法
提出物と学期末に課すレポートにより行います。配点は提出物30％、レポート70％とします。
【テキスト・参考書】
＜テキスト＞渡邉正樹編著：「学校保健概論」、光生館
＜参考書＞日本学校保健会：「学校保健の動向 令和5年度版」
【その他】
・学生へのメッセージ
子どもの健やかな発育発達を保障するために持てる力を差し出すこと、子どもたちの学校生活を下支えすること、および健康問題を抱えた子どもに寄り添うこと。これらは教職員の大切な役割です。
・オフィス・アワー
授業時間外の質問等には火曜と水曜のお昼休み（12時から13時まで）に研究室で対応します。
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