デザイン応用演習
 Seminar in Advanced Design Work
 担当教員:具志堅 裕介(GUSHIKEN Yusuke)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科文化創生コース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
デジタルメディアやデザインツールの活用技術を基礎として、その思想や技法を基に、応用としてメディウムスペシフィックな視点から表現・創作することを目的とする。サウンド、映像、クリエイティブコーディング等のツールを表現に用いる実践としてのコンテンツの制作を行う。一連の制作プロセスを体験することを通して、各メディアの表現ツールとしての知識・技能を深め、その見方・考え方についての理解を深める。

【授業の到達目標】
・デザインの思想や技法、メディアの特性を理解し、説明できる。【知識・理解】
・デザインのグループワークに参加し、メンバーとコミュニケートしながら創造的活動を行うことができる。【態度・習慣】
・近年のデザインの方法論に基づいてコンテンツを創造できる。【技能】

【授業概要(キーワード)】
メディア表現、サウンドデザイン、映像デザイン、メディアスペシフィック

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:51~75%
D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50%
D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50%

【科目の位置付け】
地域文化創生のために必要な心身の健康及び芸術・スポーツ文化に関する専門的知識や技能を身に付けるための専門科目である(文化創生学ディプロマポリシー)。なお,原則として「デザイン基礎」,「デザイン表現演習」の単位を取得していることを履修条件とする。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
09.産業と技術革新の基盤をつくろう

【授業計画】
・授業の方法
1)複数のメディアをを用いてコンテンツの制作を行う。授業の各回においてその進め方を解説し、受講者は自ら主題を持って制作する。
2)制作したコンテンツの鑑賞、評価、分析を行う。
3)各コンテンツの制作後にはそれぞれそのプロセスと成果をまとめて小レポートを作成する。
・日程
第1回 授業内容の説明 演習の進め方 デザイン思考(講義・演習)
第2回 サウンドデザイン(講義・演習)
第3回 サウンドデザイン(演習)
第4回 サウンドデザイン(発表)
第5回 映像デザイン(講義・演習)
第6回 映像デザイン(演習)
第7回 映像デザイン(演習)
第8回 映像デザイン(発表)
第9回 インタラクティブアート(講義・演習)
第10回 インタラクティブアート(演習)
第11回 インタラクティブアート(発表)
第12回 制作メディアとテーマの設定(講義・演習)
第13回 最終課題制作(演習)
第14回 最終課題制作(演習)
第15回 最終発表 総評(発表・討議)(試験を含む)

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
1)授業で説明するメディアの特性や基本的な制作方法はノートを取るなどして確実に把握する。それらを基にしてコンテンツのデザインを行う。
2)応用的な制作技術については各自で調べ、基本技術との関係を把握した上で用いるように留意する。
3)期限時間内で制作においてはより質を高め、デザインにおいては独自性を高めるように努める。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
本授業科目では,以下の課題等を課します。単位制度の実質化のため、授業外における以下の予習・復習等の自主的な学修に取組んでください。
1)準備学修に必要な学修時間の目安は以下のとおりです。
2時間/週 (注)大学設置基準で、1単位の授業科目は45時間の学修を必要とする内容をもって構成することが標準と定められています。
第2回から第15回授業おいてデザイン制作の課題を課します。制作物と併せて制作レポートも作成し提出していただきます。第8回と第15回の授業で制作したデザインについてプレゼンテーション装置を使用した口頭発表を行ってもらいます。時間内で収まらない制作作業は提出期限までに履修者で協働して進めておいてください。
また、コンピュータやデジタルカメラなどの基本操作方法を理解していることを前提にしていますが、知識や技術(経験)が不足している場合は、前もって自習しておいてください。

【成績の評価】
・基準
授業で取り上げたデザインの思想や理論に基づいたコンテンツを制作し、以下の説明や活動ができることを合格の基準とします。
・デザインの思想や技法を理解し、説明できる。
・デザインのグループワークに参加し、メンバーとコミュニケートしながら創造的活動を行うことができる。
・近年のデザインの方法論に基づいてコンテンツを創造できる。
・方法
①制作物のデザインと内容(35%),②中間の小レポート(35%),③討議および最終報告書(30%)

【テキスト・参考書】
テキスト:なし。
各時間に必要な資料は,配付または準備を指示する。

【その他】
・学生へのメッセージ
制作を中心としたワークショップ形式の授業です。他者と協働してデザインに取組む活動の中からさまざまな学びを得る方法を身に付けて欲しいと思います。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」を設けます。なお,会議や出張等で不在にすることもあるため、確実に面談したい場合は事前に予約をお願いします。連絡先は、初回の授業でお知らせします。

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