【授業の目的】
各種目のルールや戦術的特性について理解するとともに、指導者として最低限必要と考えられる基礎技術、個人・グループ戦術の習得を目指す
【授業の到達目標】
1)各種目の実技に取り組みながら、専門用語およびルール、競技特性について理解し、説明できる【知識・理解】 2)各種目の技能を習得し、それぞれの種目を指導するための実践能力を身につける【技能】【態度・習慣】
【授業概要(キーワード)】
ボールゲーム、スキル、ルール・特性・戦術の理解、審判法
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:76~100% B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25% D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
本授業は、スポーツ実技の実践を通じて、幅広いスポーツ科学分野の知識や技能を活用しながら、地域の教育及び文化創生に関する課題の解決に取り組む能力と態度を涵養しようとするものである(地域教育文化学部文化創生コースのディプロマ・ポリシー).また,中学校・高等学校教諭免許状(保健体育)を取得するための必修科目として位置づけられている(地域教育文化学部文化創生コースのカリキュラム・ポリシー).
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を 04.質の高い教育をみんなに
【授業計画】
・授業の方法
1)各種目の実技を10回ずつ行い、基本的な個人技術の習得からゲームにおけるグループ戦術の実践へと授業を展開する 2)審判法やゲームの運営について学習する 3)授業における実践記録ノートを作成し、各種目に対する理解を深める 4)自主学習(宿題)を課す
・日程
サッカー【井上】 第1回:基礎知識、基本技術の確認 第2回:ウォーミングアップ法の実践、スモールサイドゲーム 第3回:キックおよびヘディングの練習方法の実践、スモールサイドゲーム 第4回:ボールフィーリングおよびドリブルの練習方法の実践、スモールサイドゲーム 第5回:各種状況におけるシュートの練習方法の実践、スモールサイドゲーム 第6回:基本的なルールの解説と審判法(主審・副審)の実践、ゲーム 第7回:攻撃および守備の原則の確認と1対1の対人プレーの練習方法の実践、ゲーム 第8回:攻撃および守備の原則の確認と複数人での対人プレーの練習方法の実践、ゲーム 第9回:ゲームにおけるポジションの解説とチーム戦術の実践 第10回:ゲームの運営と実践、実技テスト タグラグビー【小松】 第1回:ルール・特性の理解度テスト1、スキルテスト1-3の説明、ピックアップゲーム(5対5) 第2回:ルール・審判法の概説1、基礎技術の習得、グループ戦術(2対1)の習得 第3回:ルール・審判法の概説2、スキルテスト1、グループ戦術(3対2)の習得、ゲーム(5対5) 第4回:基礎技術の習得、個人戦術(1対1)の理解、ゲーム(5対5) 第5回:基礎技術の習得、個人戦術(1対1)の習得、ゲーム(5対5) 第6回:ルール・特性の理解度テスト2、スキルテスト2、ゲーム(5対5) 第7回:基礎技術の習得、グループ戦術の理解、ゲーム(3対3) 第8回:基礎技術の習得、チーム戦術の理解、ゲーム(5対5) 第9回:スキルテスト3、グループ戦術の習得、チーム戦術の習得、ゲーム(5対5) 第10回:ルール・特性の理解度テスト3、スキルテスト1-3、ゲーム(5対5) バレーボール【小川】 第1回:導入としてのソフトバレーボール 第2回:スパイク! 第3回:パスの基本と3段攻撃 第4回:サーブとサーブレシーブ 第5回:全員スパイク参加のゲーム 第6回:意思表示の声を出そう夫 第7回:ブロック&チームディフェンス 第8回:セッター固定で攻撃力アップ! 第9回:データを取ってゲームをしよう 第10回:実技テスト
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
1)ルール、専門用語、戦術的特性、審判法の理解に努める 2)運動着、運動靴を持参し、体調や安全について十分に留意しながら活動する 3)協働しながら積極的・主体的に取り組む
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
1)実技に臨めるよう体調管理に努め、日頃からサッカー、タグラグビー、バレーボールに親しむ 2)毎回の授業の記録を取り、学習内容について振り返りができるよう整理する 3) 自身の実技の達成度を把握するとともに、次回取り組むべき課題について明確にしておく 4)パフォーマンスが高い選手のゲーム映像等を「観て」学ぶ機会を設ける
【成績の評価】
・基準
1)3種目すべての実技に取り組みながら、専門用語およびルール、競技特性について理解し、説明できることを合格の基準とする 2)3種目すべての技能を習得し、それぞれの種目を指導するための実践能力を身につけていることを合格の基準とする
・方法
専門用語およびルール、競技特性の理解度(30%)と実技テストの結果を含む技能習熟度(40%)、授業への参加意欲と態度(30%)を合計得点をもって評点とする。
【テキスト・参考書】
必要な資料やプリントを授業ごとに配布したり、授業進度・学生の理解に合わせて、テキスト・参考書などを紹介したりする
【その他】
・学生へのメッセージ
1)自主学習によって、毎回の授業内容を復習することが大切です 2)授業内外を問わず、積極的な質問を歓迎します 3)活動場所の人工芝グラウンドは滑りやすいため、怪我防止の観点からスパイクシューズを着用し て授業に参加することを強く勧めます(なお、人工芝の劣化を防ぐため金属製のポイントがついたスパイクは使用できません)
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」を設けます(詳細については、各教員から初回の授業時に説明あり)
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