家族心理学(社会・集団・家族心理学)
 Family Psychology: Family Psychology including Groups and Communities
 担当教員:佐藤 宏平(SATO Kohei)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科文化創生コース
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):医療機関での嘱託心理士、中学校、高校におけるスクールカウンセラー、その他
 開講学年:3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
本講義では、夫婦、親子、きょうだい、祖父母など家族関係に関する心理学的、社会学的な知見を紹介する。また家庭内暴力やドメスティック・バイオレンス、児童虐待、老人虐待など、家族における臨床心理学的な問題についても触れる。さらに社会心理学や組織心理学のさまざまな理論について学習する。

【授業の到達目標】
家族の定義や家族の起源、家族の成立過程等についての説明できる。
家族アセスメントの技法について説明できる。
社会心理学の基本敵な概念、理論について説明できる。
組織心理学の基本的な概念、理論について説明できる。

【授業概要(キーワード)】
家族システム、構造、家族アセスメント、社会心理学、組織心理学

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25%
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
本科目は、公認心理師試験を受験するために学部で履修が求められる25科目のうちの1科目となっている。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を

【授業計画】
・授業の方法
講義を中心に進めるが、随時演習を取り入れる。また映像教材を用いて学習を進める。
・日程
1.イントロダクション
2.家族とは?-家族・世帯・家庭-
3.家族の成り立ち1(家族の成立)
4.家族の問題1-児童虐待
5.家族の問題2-ドメスティック・バイオレンス
6.家族の問題3-その他
7.家族の諸理論1
8.家族の諸理論2
9.家族の諸理論3
10.家族アセスメント
11.社会心理学・組織心理学のさまざまな理論(対人認知・態度と行動・ステレオタイプと偏見)1
12.社会心理学・組織心理学のさまざまな理論2(向社会的行動と反社会的行動・ソーシャル・サポート)
13.社会心理学・組織心理学のさまざまな理論3(社会的促進と社会的抑制、リーダーシップ)
14.社会心理学・組織心理学のさまざまな理論4(社会的相互作用・集合行動とマスコミュニケーション)
15.全体の学習の総括及び試験

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
講義資料はあらかじめ目を通し、不明な点についてはあらかじめ調べる等、予習をしてきてください。また、講義修了後は、復習し、理解を深める努力を心がけてください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
家族や家族心理に関する諸問題について関して常に問題意識をもち、新聞やインターネット記事に目を通す習慣をもつようにしてください。

【成績の評価】
・基準
家族心理学の基礎的な概念や事項について一定の理解が出来ていることを合格の基準とします。
・方法
講義の最終回で行われる期末試験と、出席及びレポート課題で評価する。
それぞれの配分は、期末試験(50点)、出席及び授業に取り組む態度(30点)、レポート課題(20点)。

【テキスト・参考書】
配布する資料に基づき講義を行うため、テキストは特に指定しない。
〇参考書として以下を挙げる(学びを深めたい方)。
①若島 孔文・野口 修司 (編著) 『テキスト家族心理学』 金剛出版
②日本家族心理学会編 『家族心理学ハンドブック』 金子書房


参考書:

【その他】
・学生へのメッセージ
積極的、主体的に学ぶ姿勢を持ち講義に臨んでください。また特に将来、心理支援の専門職を目指される方はボランティア活動等、実践の場に積極的に参加することを推奨します。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に応じるオフィスアワーを佐藤研究室(地教1号館5階)において月曜日12:00-12:45に設けます。ただし、会議や出張等で不在にすることもあるために、確実に面談したい場合には各回授業終了後、佐藤に予約を申し出てください。連絡先は初回の授業でお知らせします。

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