【授業の目的】
発声法と呼吸法を実践的に学習し、イタリア古典歌曲、ドイツ歌曲、英米歌曲、日本歌曲を演奏できる能力を身につける。
【授業の到達目標】
① 声楽発声の原理を理解し、発声法において日本の伝統的な歌唱と西洋の発声法との違いを認識できる。【知識・理解】 ② 作品の時代に応じた様式感を理解し、演奏に反映できる。【技能】 ③ イタリア語・ドイツ語・日本語・英語の発音法を理解し、歌唱において応用できる。【知識・理解】
【授業概要(キーワード)】
姿勢,呼吸法,発声法,声楽,リート,日本歌曲,童謡
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25% D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25% D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25% D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:51~75%
【科目の位置付け】
専門科目として置かれ、実践を重視した授業により、音楽芸術分野における高度な知識及び実践能力を習得するものである(地域教育文化学部のカリキュラム・ポリシー)。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに 16.平和と公正をすべての人に
【授業計画】
・授業の方法
個人レッスン及びグループレッスンの形態で、対面形式で授業を行う。
・日程
第1回 オリエンテーション: 発声の基礎について学ぶ。 第2-3回 日本歌曲・イタリア古典歌曲などの解釈と演奏法・表現法の研究(浜辺の歌、Caro laccioなど) 第4-5回 日本歌曲・イタリア古典歌曲などの解釈と演奏法・表現法の研究(荒城の月、Sento nel coreなど) 第6-7回 日本歌曲・イタリア古典歌曲などの解釈と演奏法・表現法の研究(平城山、Largoなど) 第8-9回 日本歌曲・イタリア古典歌曲などの解釈と演奏法・表現法の研究(かやの木山、Largoなど) 第10-11回 ドイツ歌曲・英米歌曲などの解釈と演奏法・表現法の研究(Sonntag, The Salley gardensなど) 第12-13回 ドイツ歌曲・英米歌曲などの解釈と演奏法・表現法の研究(Frühlingsglaube, Weep you no moreなど) 第14回 暗譜の確認及び試演会に臨む最終的な確認 第15回 試演会、演奏に対するフィードバック
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
考え方や身体の柔軟性が重要なポイントです。受講生一人一人が積極的に授業に臨んでください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
個人練習(予習・復習)が極めて重要です。闇雲に練習するのではなく、部分練習を効率的に用い、授業内で学習したことを反復してください。
【成績の評価】
・基準
以下の評価の観点に則り、期末実技試験の結果などを踏まえて総合的に判断し、複数教員によって評価する。 ①全体授業での方向性を理解し努力したか。 ②内容に対する理解や工夫が見られたか。 ③授業に積極的であったか。
・方法
実技(試演会での演奏など)50点及び平常点(授業態度、ミニレポートなど)50点、合計100点満点で評価する。
【テキスト・参考書】
1.コンコーネ50番・25番練習曲(声種により、高声用・中声用・低声用のいずれかを使用する。出版社は指定しない。) 2.イタリア古典歌曲集(声種により、高声用・中声用・低声用のいずれかを使用する。出版社は指定しない。)
【その他】
・学生へのメッセージ
発展した内容の教材を使用するため、表現の幅が広がりますが、基礎を忘れずに積極的な音楽表現を期待します。日々の練習を通じて、自分の体、声と向き合うことを心がけてください。
・オフィス・アワー
オフィスアワーを昼休み(12:00-13:00)に設けます。会議や出張等で不在にすることもあるため、確実に面談したい場合は事前に予約をお願いします。また、メール・電話等でも質問・相談を受け付けます。連絡先は初回の授業でお知らせしますので、些細なことでも遠慮せずに連絡してください。
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