【授業の目的】
博物館における資料収集の意義と、収集した資料の活用方法について学びます。
【授業の到達目標】
学芸員に必要な博物館資料に関する基礎知識(博物館資料の収集・整理・保存等に関する知識、博物館業務を遂行する上で必要な技術の習得、調査研究の意義など)を身につける。
【授業概要(キーワード)】
学芸員、博物館、博物館資料、資料収集、整理保存、調査研究
【科目の位置付け】
本科目は、学芸員資格取得に関わる必修科目です。特に本学部のディプロマポリシーである、「自ら主体的に問題意識を持ち、常に学び続けることができる」、「地域社会とともに学び地域に貢献する意欲のもとに、多様な考え方や異なる立場を尊重し、他者と協議して課題解決に取り組むことができる」、「地域課題に柔軟に対応し、他者と協働しながら課題解決に取り組むことができるコミュニケーション能力がある」の実効化に寄与します。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を 04.質の高い教育をみんなに 08.働きがいも経済成長も 11.住み続けられるまちづくりを 16.平和と公正をすべての人に 17.パートナーシップで目標を達成しよう
【授業計画】
・授業の方法
毎回、実際に活動している博物館の資料にまつわるさまざまな業務を取り上げ、さまざまな課題を明らかにしたうえで、博物館に与えられた社会的使命について説明していきます。
・日程
第1回 博物館資料論とは 第2回 資料の意義と種類 第3回 博物館関係者の行動規範 第4回 資料の収集 第5回 博物館と文化財 第6回 保存・修復 第7回 輸送・保険 第8回 展示 第9回 調査研究の意義と内容 第10回 研究成果の還元 第11回 資料化の過程1 第12回 資料化の過程2 第13回 資料化の過程3 第14回 博物館資料の公益性 第15回 試験とまとめ 上記日程はあくまでも予定であり、変更する場合があります。
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
授業で示されるパワーポイントを参考に講義内容をノートに筆記するなどして内容の理解に努めてください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
準備学修に必要な学習時間の目安は以下のとおりです。 2時間/週 各回授業において、実際に活動している博物館を例に説明します。関連する博物館の情報を、インターネットなどを活用して収集し、自分なりに理解を深める努力が不可欠です。
【成績の評価】
・基準
授業の到達目標で示した、資料の収集・整理・保存等に関する知識、博物館業務を遂行する上で必要な技術の習得、調査研究の意義について、適切に説明できることを合格の基準とします。
・方法
以下のものを評価の対象とします。 レスポンス(2点×15=30点) 期末レポート(70点)
【テキスト・参考書】
授業時間内に教員作成した資料を配布します。 【参考書】栗田秀法編著『現代博物館学入門』ミネルヴァ書房、2019年
【その他】
・学生へのメッセージ
社会が急速に変化している現在、博物館とその収蔵資料の意義は変わらないことと、変わっていかなければならないことがあります。そのことに気付けるようになってください。
・オフィス・アワー
木曜日13:30~15:00その他の時間帯も対応します。いずれにしても事前にご連絡をください。(koto-2@kdw.kj.yamagata-u.ac.jp)
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