社会心理学概論
 Introduction to Social Psychology
 担当教員:小林 正法(Masanori KOBAYASHI)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科人間文化コース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
社会心理学の研究領域として,個人,対人,集団・集合という3つの過程から人間の感情,認知,行動の関係について学びます。先に述べた3つの過程に関する様々な理論や科学的知見の学びを通して,社会心理学の関する方法論や基礎知識の獲得と自己や他者,社会への関心と理解を深めます。

【授業の到達目標】
(1)社会心理学で用いられる研究方法を理解し説明できるようになる【知識・理解】
(2)社会心理学の個人,対人,集団・集合の各領域の基礎知識を理解し説明できるようになる【知識・理解】
(3)日常生活で社会心理学の関するトピックに気づき,科学的視点を持ち考察できるようになる【態度・習慣】

【授業概要(キーワード)】
社会心理学 個人 対人 集団 社会的認知 行動科学 心理学 

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:76~100%

【科目の位置付け】
社会心理学を概観することを通して,社会で活躍するために必要な知識と教養を身につけ,人文社会科学の高度な「専門知」を獲得し、論理的な思考能力を養うための科目です(人文社会科学部カリキュラムポリシー)。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を
04.質の高い教育をみんなに
05.ジェンダー平等を実現しよう
08.働きがいも経済成長も

【授業計画】
・授業の方法
スライドを用いた講義方式で実施します。スライドは資料として配布します。なお,授業で扱う各回の順番は変更する場合があります。
・日程
第1回 ガイダンス
第2回 社会心理学の歴史・研究法
第3〜6回 個人(社会的認知,ステレオタイプ,社会的推論,自己と自己制御
第7〜11回 対人(社会的感情,態度,対人行動,人間関係)
第12〜14回 集団・集合(集団と意思決定,集団間関係,規範,進化)
第15回 まとめと期末テスト

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
主として3つの領域(個人,対人,集団・集合の各過程)に関して授業を行いますが,それぞれが互いに関連し,共通の方法論が用いられる場合もあります。そのため,毎回出席し,各回で扱うテーマについて学習することが重要です。また,教員への質問の活用や授業外での参考書の予習・復習によって,理解が難しい点や疑問点を解消してから授業に臨むことを期待します。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
社会の中で生活している我々にとって,社会心理学は身近な学問の1つです。授業内容や参考書を手がかりとして,新聞,TV,ネットなどの媒体で取り上げられる様々な社会的事象を社会心理学的視点から捉えるように過ごしてみてください。

【成績の評価】
・基準
到達目標の(2)(3)を達成していることを参加状況によって評価します。また,(1)から(3)までの到達目標を達成度を達成しているかを,期末テストによって総合的に評価します。
・方法
参加状況:30点
期末テスト:70点

【テキスト・参考書】
・参考書
北村英哉・内田由紀子(編)2016 社会心理学概論 ナカニシヤ出版 3500円

【その他】
・学生へのメッセージ
認知情報科学プログラムに所属する学生は本科目を受講してください
・オフィス・アワー
授業時間外に質問を受け付けるオフィスアワーを水曜日の12:00〜13:00に設けます(人文社会科学部4F小林研究室)。 会議や出張などで不在にすることもあるため,確実に面談したい場合は事前の予約をお願いします。

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