日本語教育学基礎演習a
 Seminar on Japanese language education A
 担当教員:内海 由美子(UTSUMI Yumiko)
 担当教員の所属:学士課程基盤教育院
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):国内外の大学、国内の日本語学校での日本語教授歴約30年
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
初級レベルの日本語教科書『みんなの日本語初級Ⅰ・Ⅱ第2版』を用い、教科書分析の演習を行う。①教科書全体を見渡し、シラバス、到達目標、課の構造等の特徴を理解する。②各課の学習項目を洗い出し、それぞれの学習項目の意味・用法を分析する。③既習項目を考慮し到達目標を設定する。

【授業の到達目標】
『みんなの日本語初級Ⅰ・Ⅱ第2版』のシラバス、学習目標、学習項目の積み上げについて読み取ることができる。
各課の学習項目の洗い出しができる。
既習項目の確認ができる。
資料を使って、学習項目の意味・用法を調べることができる。

【授業概要(キーワード)】
日本語教育、初級、教科書分析、教材分析、シラバス、学習項目、到達目標、既習項目

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25%
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25%
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25%
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25%
B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
この授業は、日本語教育学の専門知を体系的に修得するために編成された科目である(人文社会科学部人間文化コースのカリキュラム・ポリシー)。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
17.パートナーシップで目標を達成しよう

【授業計画】
・授業の方法
グループごとの作業と発表、クラスでのディスカッションを基本とする。
・日程
第1回 オリエンテーション
第2~3回 講義(初級レベルとは何を指すか、教科書分析とは何か、『みんなの日本語初級Ⅰ・Ⅱ第2版』の構造・シラバス・特徴について)
第4~7回 グループ作業1(担当の課について学習項目を洗い出し、既習項目を確認する。学習項目の意味・用法を調べ、到達目標を設定する)
第8~11回 グループ作業2(同上)
第12~14回 グループ作業3(他の初級教科書と比較し共通点相違点を分析する)
第15回 まとめ

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
分析担当の課以外にも、教科書を見て自分なりに学習項目を分析しておくこと。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
『みんなの日本語初級』以外の初級レベルの教科書を図書館で見て、それぞれの特徴を知ること。
教科書分析で扱った学習項目が、実際にはどのように使われているのかを、周りの人の会話、メディアなどで観察すること。

【成績の評価】
・基準
教科書分析の仕方を理解しているか、資料があれば学習項目の意味・用法を調べることができるか、それぞれの学習項目について基本的な学習の組み立てが理解できたか等で評価する。
・方法
授業での発表(40%)
発表をまとめたレポート(50%)
授業への参加度(発言、ディスカッションへの貢献)(10%)

【テキスト・参考書】
テキスト『みんなの日本語初級Ⅰ・Ⅱ第2版』(スリーエーネットワーク)
参考書『みんなの日本語初級Ⅰ・Ⅱ第2版 教え方の手引き』(スリーエーネットワーク)

【その他】
・オフィス・アワー
金曜日13:00-14:30内海研究室(基盤教育1号館2階E-203号室)

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