【授業の目的】
日本語教師になるために必要な要件の一つである、日本語教育能力検定試験の過去問を解き、練習及び解説を行うことで、日本語及び日本語教育学の基礎知識を固める。
【授業の到達目標】
異文化間コミュニケーション、多文化・多言語教育で必要な事柄について理解を深め、自身で経験したことと結びつけて考えられるようになる。
【授業概要(キーワード)】
言葉の学び手、多文化・多言語教育、異文化間コミュニケーション
【科目の位置付け】
この授業は、日本語教育学の専門知を体系的に修得するために編成された科目である(人文社会科学部人間文化コースのカリキュラム・ポリシー)。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
【授業計画】
・授業の方法
テキストを用いて講義を中心に授業を進める。グループワークを毎回行うので、積極的に取り組むこと。 小テストを行う回がある。毎回授業の復習を行い、小テストに備えること。
・日程
第1回 授業ガイダンス 第2回 序章 異文化とは 第3回 第1章 自分とは何だろう 第4回 第2章 異文化との接触 第5回 第3章 イメージとステレオタイプ・偏見 第6回 第4章 人と出会うということ・小テスト① 第7回 小テスト①の振り返り 第8回 第5章 人とコミュニケーションするということ 第9回 第6章 外国語でコミュニケーションすること 第10回 第7章 非言語コミュニケーションを考える 第11回 第8章 誤解はどこから生まれるのか 第12回 第9章 価値観の相違を考える・小テスト② 第13回 小テスト②の振り返り 第14回 第10章 視点を変えるということ 第15回 第11章地域社会とコミュニケーション
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
授業はテキストを用いた講義を中心とするが、単に授業を聴くだけでなく、グループワークでは積極的に発言する等、問題意識を持って授業に臨むこと。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
日本語の学び手である留学生と積極的に話してみること。
【成績の評価】
・基準
・小テスト2回、期末レポート1回を課し、主体的な参加、知識の修得、理解、汎用的技能(論理的な表現力)の修得の4つによって評価する。 ・授業で行うグループワークへの積極的な参加度も見る。
・方法
小テスト(20点×2回)、期末レポート(40点)、グループワーク参加態度(20点)の合計点で評価する。
【テキスト・参考書】
徳井厚子(2020)『改訂版多文化共生のコミュニケーション―日本語教育の現場から―』アルク
【その他】
・学生へのメッセージ
日本語教師を目指す学生、日本語教育・多文化共生に関心のある学生の履修を歓迎する。
・オフィス・アワー
水曜日13:00~17:50の間、坂喜研究室(地教2号館5階539)において、質問等を受け付ける。 会議や出張等で不在にすることもあるため、確実に面談したい場合は、事前に連絡すること。 連絡先は、初回の授業で知らせる。
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