【授業の目的】
美術作品の分析 英文による美術作品の解説を翻訳・読解し、内容を正確に読み取ることで、作品分析の手法を身につけ、鑑賞のポイントを把握します。また、発表内容をもとに、自分なりの視点から議論を発展させることで、学術論文を批判的に読解する能力を習得します。
【授業の到達目標】
芸術作品を分析するさいの基本的な用語や問題点を理解することができるようになります。また、外国語文献への抵抗感を取り除き、美術に関する学術的な議論を英文で読む習慣を身につけることができます。
【授業概要(キーワード)】
美術 作品分析 図像学
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:76~100% B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:76~100% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25% D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100%
【科目の位置付け】
この授業は、文化的諸問題について西洋美術史の観点から論理的に分析し、解決策を提案する力を身につけるために編成される科目である(人文社会科学部人文社会科学科人間文化コースのカリキュラム・ポリシー)。
【授業計画】
・授業の方法
各回の担当者は以下の二つの作業をおこないます ―〔1〕英文による西洋美術史関連のテキストを翻訳し、補足をまじえながら説明します。〔2〕その内容を発展させ、自分の関心から選んだ美術作品や視覚イメージについて具体的な分析や解釈を提示します。その後、受講者全員でディスカッションをおこない、議論を深めてゆきます。また〔2〕の内容については期末にレポートで提出してもらいます。
・日程
受講者の人数と関心にしたがって扱うテキストの範囲と日程を決定します。
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
発表者は割り当てられた文章の内容を説明するだけでなく、関連作品や補足説明などを交えてわかりやすく発表することが求められます。また他の履修者は積極的な議論への参加が望まれます。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
受講者はできる限り、テキストの該当部分をしっかり読んできてください。
【成績の評価】
・基準
授業への取り組み(平常点)と期末レポートにより、知識の修得、理解の度合い、汎用的技能(論理的思考力、文章表現力)、参加の度合いを判定します。基準は、1) 西洋美術史の英文研究書を正確に読解することができる、2)自分なりに問題を発展させ、論を展開させることができる、の二点です。
・方法
授業への意欲的な参加(30%)、発表内容(40%)、学期末のレポート(30%)に基づいて評価します。
【テキスト・参考書】
テキストはコピー配布で対応します。参考書は授業中に随時紹介します。
【その他】
・学生へのメッセージ
西洋美術史の大まかな流れをあらかじめ概説書などで把握しておくとより理解が深まります。
・オフィス・アワー
金曜日16:20-17:50 (その他在室時随時)石澤研究室(1号館4階)
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