【授業の目的】
文化人類学の研究方法、とくに映像資料の制作方法を身につける。また、フィールドワークや映像資料の学問上の位置づけを理解することを目的にフィールドワークをおこない、映像作品を制作する。さらに、それぞれの作品について、参加者全員で議論する。
【授業の到達目標】
(1)文化人類学の研究方法、とくに映像資料の制作方法を身につけることができる。 (2)文化人類学のフィールドワークおよび映像資料の学問上の位置づけを理解し、現地調査の基礎が修得できる。
【授業概要(キーワード)】
映像人類学、フィールドワーク、インタビュー
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25% D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25% D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
この授業は現代日本社会におけるフィールドワークを通じて、現実社会に関する理解を深め、現代社会で活躍するために必要な知識と教養を身につけ、他者や異文化への柔軟な理解力を養成するために編成される科目である。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに 10.人や国の不平等をなくそう
【授業計画】
・授業の方法
山形市内で文化人類学のフィールド・ワークをおこなう。 1.フィールドワークに先立ち、先行研究をまとめ、調査計画をたてる。 2.映像資料を制作し、その成果を発表したうえで、全員で議論する。
・日程
第1回(10月3日(木):5限を予定)ガイダンスおよび調査準備(テキスト4章) 第2回(10月10日(木):5限を予定)先行研究のまとめと調査準備(テキスト1~4章) 第3~7回(10月12日(土)を予定)撮影前調査〜企画書制作(テキスト4~5章)、カメラ操作の指導、撮影 第8~12回(11月16日(土)を予定)編集指導 第13~15回(11月30日(土)を予定)成果発表会と総括
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
ガイダンス、現地調査の準備、調査に毎回出席する。現地調査は現地集合、現地解散。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
「予習のあり方」 参考書を読んで、文化人類学のフィールドワークのあり方を予習する。 「復習のあり方」 実習の内容をふまえて、データを整理し、発表を準備する。
【成績の評価】
・基準
(1)主体的な参加の度合い 40% (2)知識の修得の度合い 20% (3)理解の度合い 20% (4)汎用的技能の修得の度合い 20%
・方法
調査準備 20%、調査内容 40%、発表と議論 40%で評価します。
【テキスト・参考書】
○参考書 南出和余・秋谷直矩 2013 『フィールドワークと映像実践:研究のためのビデオ撮影入門』
【その他】
・学生へのメッセージ
感染症などの流行状況に応じて、演習の内容を変更する場合があります。調査に際しては、保険への加入や交通費などが必要となる場合もあります。それらはいずれも履修者の負担になりますので、留意してください。
・オフィス・アワー
水曜日12:30~14:20 (山本睦研究室、人文社会科学部2号館4階)これ以外の時間帯での面談を希望する場合はメールで連絡してください。 会議や出張で不在にすることもあるため、確実に面談したい場合は事前にアポイントをとるようにお願いします。
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