グローバル・スタディーズ基礎講義
 Overview of Global Studies
 担当教員:グローバル・スタディーズコース教員 (Faculty Members of the Global Studies Course)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科グローバル・スタディーズコース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
グローバル・スタディーズコースには、文系の学問分野(人文学・社会科学)を広くカバーする多様な教員がそろっています。本講義では、主たる3系統の学問分野から各3〜4回ずつの入門講義を聴くことによって、グローバル・スタディーズの基本的な視座と方法について総合的に学びます。

【授業の到達目標】
(1) グローバル・スタディーズに関する基本的な視座と方法を身につける。
(2) 上記の視座と方法に基づき、提示された課題に答えることができる。

【授業概要(キーワード)】
グローバル・スタディーズ、多文化研究、国際地域研究、留学

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25%
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
この授業は、国際地域社会や多文化社会に関する高度な理解力と人文・社会科学の俯瞰的かつ分野横断的な視野を身に付けるための科目であり、同時に、グローバル化に応じた多様なキャリア・パスについて能動的に考える機会でもある。(人文社会科学部人文社会科学科グローバル・スタディーズコースのカリキュラム・ポリシー)

【SDGs(持続可能な開発目標)】
01.貧困をなくそう
02.飢餓をゼロに
03.すべての人に健康と福祉を
04.質の高い教育をみんなに
05.ジェンダー平等を実現しよう
10.人や国の不平等をなくそう
16.平和と公正をすべての人に
17.パートナーシップで目標を達成しよう

【授業計画】
・授業の方法
GSコース所属教員によるオムニバス講義です。多文化研究プログラム(文化文学系・言語学系)と国際地域研究プログラムから複数の教員が各1回ずつおこなう、それぞれの学問の入門講義が中心です。またGSコースでの学びの全体像や、海外研修・協定校留学についての説明もおこないます。原則として対面での実施を予定してますが、状況次第でオンライン授業になることもありえます。授業形態(の変更)についてはWebclassで案内しますので、確認を忘れないようにしてください。
・日程
この授業は原則として毎週木曜日9-10校時、以下のテーマと順序で実施する。

第1回(4月11日):オリエンテーション(天野尚樹)
第2回(4月18日):GSコース入門(天野尚樹)
第3回(4月25日):協定校留学説明・海外研修説明(宇津まり子、アーウィン・マーク、今村真央、摂津隆信、赤倉泉)
第4回〜第7回:国際地域研究入門
第4回(5月2日):ボーダーランドの現場を/から考える(天野尚樹)
第5回(5月9日):東アジアの政治体制(赤倉泉)
第6回(5月16日):同性婚は世界に広がるのか(今村真央)
第7回(5月23日):ドイツから見た東西南北(渡辺将尚)
第8回〜第10回:多文化研究入門①文化文学系
第8回(5月30日):「移民」について考える(伊藤豊)
第9回(6月6日):間違いだらけの比較文学(相沢直樹)
第10回(6月13日):ちょっとアメリカ詩を読んでみよう(宇津まり子)
第11回〜第13回:多文化研究入門②言語学系
第11回(6月20日):世界の言語と日本語―日本語は特殊な言語なのか(池田光則)
第12回(6月27日):Understanding the Influence of Deep Culture on Communication(ライアン・スティーブ)
第13回(7月4日):言語死(アーウィン・マーク)
第14回(7月11日):まとめ(天野尚樹)
第15回(7月18日):予備日

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
すべての講義を通して聴き、グローバル・スタディーズコースでの多彩な研究内容を実感するとともに、自分が専門的に学びたい学問分野を考えるきっかけとしてください。講義中は、担当教員が示すパワーポイント・板書・配布資料を参考に、講義内容をノートに筆記するなどして、内容の理解に努めてください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
単位制度の実質化のため、授業外における以下の予習・復習等の自主的な学修に取り組んでください。
1)準備学修に必要な学修時間の目安は以下のとおりです。
  1時間/週  
2)授業で習った内容に関連することを自ら図書館やインターネットで自分なりに調べて、理解を深める努力が不可欠です。また図書館やインターネットを活用し情報収集や配布資料の事前学習を行い、自分の考えをまとめておくことを推奨します。

【成績の評価】
・基準
すべての講義終了後に各担当者が期末レポート課題を提示し、受講生はその中から1つを選んでレポートを作成・提出します。レポートでは、知識の修得、理解の度合い、汎用的技能(論理的思考、文章表現力等)の項目について評価し、授業参加の度合いを加味して判定します。評価の基準は、①グローバル・スタディーズに関する基本的な知識・視座・方法が身についているかどうか、②授業への参加が継続的におこなわれているかどうかにおかれます。
・方法
授業参加:50%
期末レポート:50%

【テキスト・参考書】
テキストは使用しません。参考書に関しては、授業で紹介された資料に関しては各回の担当教員から指示される場合もあります。

【その他】
・学生へのメッセージ
毎回の出欠確認は,カードリーダーによる出欠情報システムを利用しています。学生証を忘れずに持参してください。また、課題の提出等でウェブクラスを使用しますので、使えるように準備しておいてください。
・オフィス・アワー
本講義全体についての学生からの質問・相談は天野が受け付けます。金曜日の12時10分から12時50分に人文社会科学部1号館4階の天野研究室までおいでください。各入門講義の担当教員については授業時に確認してください。ウェブクラスやメールでの質問・問い合わせはいつでも歓迎します。

11030001-2024-31-12201