中国文学文化講読a
 Directed Reading on Chinese Literature & Culture(a)
 担当教員:陳 竺慧(CHEN ChuHui)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科グローバル・スタディーズコース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
 本授業は、1年以上中国語を勉強した経験のある(あるいはそれに相当するレベルのある)学習者を対象に、中国の現代文学作品を精緻に読み解くことで、実用文のみならず言語芸術としての中国語を正確に分析・解釈する力を培い、その背景にある中国の歴史、文化、社会への理解を深めることを目的とする。

【授業の到達目標】
(1)インターネット、辞書や翻訳ソフトなどのツールを駆使しながら現代中国語で書かれた文章をある程度自力で読解できる。
(2)原文の細かいニュアンスに注意を払い、機械翻訳の問題を修正して可読性の高い訳文を作成できる。
(3)作品の文脈を理解するのに必要な情報・資料を調べることができる。

【授業概要(キーワード)】
中国現代文学 中日翻訳 読解力

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25%
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:51~75%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:26~50%

【科目の位置付け】
 この授業は、現代中国語で書かれた文学作品を読解する力を身につけることで、高度な語学力を養い、国際地域社会で活躍するために必要な想像力や思考力を培うものである(人文社会科学部GSコースのカリキュラム・ポリシー)。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに

【授業計画】
・授業の方法
 この授業は対面で行う予定である。毎週、輪読形式で中国文学作品の精読を行う。取り上げた作品を適宜に分担し、各自担当部分のレジュメ(注釈・翻訳)を作成する。授業中に発表した後、参加者全員で一緒に検討を行う。
・日程
1)オリエンテーション
2)担当作品・輪読順番決定
3)~14)輪読開始
15)授業のまとめ

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
1)自分の担当作品と真摯に向き合い、インターネット、専門辞書や翻訳ソフトなどの関連ツールをフル活用して納得するまで訳文を考え抜く。
2)担当者ではない回では、積極的にディスカッションに参加し、一緒に訳文の完成度を高める。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
1)授業後、検討した結果を踏まえてしっかりとレジュメを修正した上で提出する。
2)担当者であるかどうかにかかわらず事前にテキストを読んだ上で授業に臨む。

【成績の評価】
・基準
 授業の到達目標で示したインターネット、辞書や翻訳ソフトなどの関連ツールを駆使しながら現代中国語で書かれた文章の可読性高い日本語訳を作成できることを合格の基準とする。
・方法
・検討後、修正して提出したレジュメ:80点
・訳文の検討への参加度:20点

【テキスト・参考書】
・テキスト:関根謙等編著『文学の窓 中国語精読テキスト』(東方書店、2020)
・参考書:必要に応じて授業中に紹介

【その他】
・学生へのメッセージ
 最初は難しいと感じるかもしれませんが、教科書のために作られた文章ではなく、文芸作品として作られた文章を自力で読めるようになる楽しさと喜びを一緒に知っていきましょう。
・オフィス・アワー
・火曜12時~13時、人文社会科学部2号館4階の陳研究室。
・できれば事前にメールやウェブクラスのメッセージ等で照会すること。

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