【授業の目的】
(1)英米文学という枠の中に存在する多様な主題を扱うことで、このジャンルに関わる専門知を深めることを目的とします。 (2)英米文化史の脈絡の中で、歴史的な視点で文学と文化を理解することを目的とします。
【授業の到達目標】
(1)英米文学と英米文化の基礎的知識を身につけることができます。【知識・理解】 (2)英米文学と英米文化の基礎的知識を元に、自分の意見を論述できるようになります。【技能】 (3)文化史的な視点で、英米の文化について論理的な思考ができるようになります。【態度・習慣】
【授業概要(キーワード)】
英米文学、キリスト教聖書、ヴィクトリア朝、イギリス18世紀、ホガース
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25% B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
この授業は、英米文学と英米文化の高度な専門知を通して、国際的な視野や経験を持ち、グローバル化に柔軟に対応できる思考力と判断力を身につけるために編成される科目です。(人文社会科学部GSコースのカリキュラム・ポリシー)。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
【授業計画】
・授業の方法
主として18世紀と19世紀の文学作品や文化事象を扱います。また、一方通行の授業にならないように、授業の中で様々な疑問が投げかけられますので、グループワークを通して回答を得るようにしてください。
・日程
第1回:ガイダンス 第2回:キリスト教聖書について part 1 第3回:キリスト教聖書について part 2 第4回:キリスト教聖書について part 3 第5回:宗教対立の文化史 第6回:探偵小説論(ポー) 第7回:探偵小説論(コナン・ドイル) 第8回:ディケンズ論 part1 第9回:ディケンズ論 part2 第10回:ホガースと『放蕩息子一代記』 part 1 第11回:ホガースと『放蕩息子一代記』 part 2 第12回:ホガースと『放蕩息子一代記』 part 3 第13回:ホガースと『放蕩息子一代記』 part 4 第14回:ホガースと『放蕩息子一代記』 part 5 第15回:最終総括と期末試験
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
(1)講義で示されるパワーポイントを参考に講義内容をノートに筆記するなどして、内容の理解に努めてください。 (2)授業が終わったその日のうちに疑問点を書き出すこと。そして、発展的学習の第一歩として、自分が出した疑問について、自分なりの解答を用意してください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
本授業では、以下の課題を課します。授業外における以下の予習・復習の自主的な学修に取組んでください。 (1)準備学修に必要な時間の目安:3時間/週 (2)毎回、予習課題が出されます。課題の解決のために、図書館やインターネットを活用し、自分の考えをまとめておいてください。 (3)グループワークにおいて積極的に発言してください。 (4)グループワーク、プレゼンテーションを通じて次回以降の反省点などをまとめておくことが重要です。
【成績の評価】
・基準
(1)授業の到達目標で示したホガースが描いたイギリス人の衣食住の実態が理解できていることを合格の基準とします。 (2)授業の到達目標で示した日英の文化の諸相について、文化史の観点から自らの意見を論理的に述べることができることを合格の基準とします。
・方法
(1)授業参加点(発言の積極性やグループワークへの貢献度をみます):30% (2)期末試験で、ホガースの版画に関する図像学的理解、イギリス文化の特色、比較文化史的な観点で日英の文化について論述ができるかをみます。70%
【テキスト・参考書】
参考書:中村隆、『ホガースの時代』(山形大学出版会、2023年)
【その他】
・学生へのメッセージ
講義内容について、不明な点があれば、授業中や授業後に積極的に質問してください。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」を中村隆研究室(人文社会科学部棟3号館6階)において、火曜日の16:20〜17:50の間に設けます。連絡先は、初回の授業でお知らせします。
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