現代中国論
 Modern Chinese Politcs
 担当教員:赤倉 泉(AKAKURA Izumi)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科グローバル・スタディーズコース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
中国に関する正確な理解を深めることで、グローバル社会に関する広範な視野と見聞を持ち、多文化間の相互理解に貢献できる能力を身に付けることを目的とする。

【授業の到達目標】
現代中国論を履修した学生は、
1 中国の政治、社会、外交について包括的かつ正確な情報を得ることができる。
2 日本と中国のどちらにも偏らない、バランスのとれた分析力を身につけることができる。
3 授業で学んだ内容について、自分の言葉で説明することができる。

【授業概要(キーワード)】
中国政治、中国事情、異文化理解、地域研究

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
グローバル社会で活躍するために必要な知識と教養を身につけ、他者や異文化への柔軟な理解力を養成し、国際地域社会に関する高度な専門知を養うものである。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに

【授業計画】
・授業の方法
毎回1つのテーマを中心に講義を行い、15回の授業を通じて中国を包括的に理解する。授業ではプリントを配布し、適宜、資料映像を用いる。受講生は、授業時に配布されるコメントペーパーに授業のポイントや質問内容を記載し、提出する。
・日程
*内容変更の可能性あり

1ガイダンス:現代史①
2現代史②:建国〜現在
3政治制度:中国を動かしているメカニズム① 政治制度
4政治制度:中国を動かしているメカニズム② 監視システム、デジタル網
5社会問題:汚職 背景要因、実態、社会的影響
6社会問題:格差① 格差が生まれる背景要因、格差の実態
7社会問題:格差② 格差の実例(映像視聴)
8社会問題:格差③ 医療の格差、格差がもたらす社会的影響
9社会問題:若者をとりまく状況① 受験競争、大学生活、就職難、価値観の変化
10社会問題:若者をとりまく状況② メンツ、結婚、少子高齢化
11報道・言論の自由
12香港問題
13台湾問題
14尖閣問題
15 まとめとテスト

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
1 講義内容をよく聞いて、ポイントを理解する。
2 わかりにくい点は、質問して早めに解決する。
3 授業中に紹介される参考資料を積極的に読む。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
1 授業内容、プリントで疑問に思ったところは早めに質問して理解を確実なものにする。
2 日頃から新聞やニュースを通して中国、アジアの情報に触れる。

【成績の評価】
・基準
以下を満たしていることを合格の基準とする。
1 中国について興味を持ち、現状を説明し、問題点を指摘できる。
2 授業内容を正確に理解し、自分の言葉で解説できる。
3 授業に積極的に参加し、それについてきちんと自己評価できる。
・方法
1 期末試験(記述式、持ち込み不可、事前に問題傾向を告知)80%
2 コメントペーパー20%

【テキスト・参考書】
テキストはありません。講義時にレジュメを配布し、参考文献は適宜紹介します。
主な参考文献:毛里和子『現代中国政治第3版』名古屋大学出版会。
園田茂人編『はじめて出会う中国』有斐閣アルマ。

【その他】
・学生へのメッセージ
中国は、(1)世界第二の経済大国 (2)アジア唯一の国連常任理事国、(3)インドと並び世界最大レベルの人口、(4)日本の隣国 です。非常に興味深い国ですので、ぜひ一緒に学びましょう。
・オフィス・アワー
火・水曜日12:10〜12:50(人文社会科学部3号館7階 赤倉研究室)
事前に連絡をもらえればいつでも大丈夫です。

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