【授業の目的】
(1)人間学の古典である「裸のサル」を読むことによって、動物としての私たちを探究することを目的とします。 (2)高度に知的な英語文献の読解を通して、英語の読解力の向上を目指します。
【授業の到達目標】
(1)難易度の高い英語を読むことによって、英語の総合力を上げることができます。【技能】 (2)popular science(専門知がなくても読める科学)の英語を読むことで、科学的な視点でものごとを捉えることができるようになります。【態度・習慣】 (3)「ヒト」(ホモ・サピエンス)は動物学的にいかなる意味を持つのかについて理解を深めることができます。【知識・理解】
【授業概要(キーワード)】
popular science、ホモ・サピエンス、デズモンド・モリス、動物学
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25% B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:1~25% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:26~50%
【科目の位置付け】
この授業は、高度な英語で書かれた科学的読み物の読解を通して、国際的な視野や経験を持ち、グローバル化に柔軟に対応できる思考力と判断力を身につけるために編成される科目です。(人文社会科学部GSコースのカリキュラム・ポリシー)。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
【授業計画】
・授業の方法
素人向けの動物学の金字塔である「裸のサル」(The Naked Ape)を読みます。具体的には、以下のようなやり方で進めます。 (1)担当者を決め、プレゼンテーション形式で、テクストを読んでいきます。 (2)担当者の発表を受けて、クラスで質疑応答をします。
・日程
1回目:ガイダンス 2回目:"Origins" part 1 3回目:" Origins" part 2 4回目:" Origins" part 3 5回目:" Origins" part 4 6回目:" Origins" part 5 7回目:" Origins" part 6 8回目:" Origins" part 7 9回目:"Exploration" part 1 10回目:" Exploration" part 2 11回目:" Exploration" part 3 12回目:" Exploration" part 4 13回目:" Exploration" part 5 14回目:" Exploration" part 6 15回目:最終総括と期末試験
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
英文テクストを読むための語彙、文法、構文を予習で確かめておいてください。 質疑応答では、積極的な参加が求められます。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
本授業では、以下の課題を課します。授業外における以下の予習・復習の自主的な学修に取組んでください。 (1)準備学修に必要な時間の目安:3時間/週 (2)各回の授業において、予習課題が出されます。課題の解決のために十分な予習をしてください。 (3)グループワークにおいて積極的に発言し授業に参画してください。 (4)プレゼンテーションを通じて次回以降の反省点などをまとめておくことが重要です。
【成績の評価】
・基準
(1)授業の到達目標で示した英語の総合力が身についていることを合格の基準とします。 (2)授業の到達目標で示した科学的な視点が獲得できていることを合格の基準とします。 (3)授業の到達目標で示した「ヒト」の動物学的な理解が深められていることが合格の基準です。
・方法
(1)受業参加度(発言の積極性):20点 (2)動物学的なあるいは科学的な意味合いでのヒトという存在の理解度:30点 (3)最終総括と期末試験:50点
【テキスト・参考書】
授業において適宜、資料や参考文献を指示します。
【その他】
・学生へのメッセージ
(1)大衆科学や動物行動学に興味のある学生さんに向いています。 (2)講義内容について、不明な点があれば、授業中や授業後に積極的に質問してください。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」を中村隆研究室(人文社会科学部棟3号館6階)において、火曜日の16:20〜17:50の間に設けます。連絡先は、初回の授業でお知らせします
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