【授業の目的】
卒業論文の研究トピックの決定を念頭において,文献や論文,調査などを通して,問題設定とその解決方法の具体例を考察し理解を深める。その 成果をレポート等にまとめることを通してアカデミックライティング指導を行う。
【授業の到達目標】
(1)論点や分析を,自分のことばで論理的に説明することができ,また,論理的な構成で文章表現することができる。【知識・理解】 (2)客観的な証拠に基づいて,論点や分析を評価することができる。【技能】 (3)日常の中に,当該の事象や現象を見いだすことができる。【態度・習慣】
【授業概要(キーワード)】
卒業論文,アカデミックライティング,情報探索
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25% B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
「専門完成科目」に位置付けられます。これまでの学修で身につけた専門的な知識・能力を熟達させながら,その成果を「卒業論文」にまとめる ために必要な事項を修得するための科目です。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
01.貧困をなくそう 02.飢餓をゼロに 03.すべての人に健康と福祉を 04.質の高い教育をみんなに 05.ジェンダー平等を実現しよう 08.働きがいも経済成長も 10.人や国の不平等をなくそう 11.住み続けられるまちづくりを 12.つくる責任つかう責任 16.平和と公正をすべての人に 17.パートナーシップで目標を達成しよう
【授業計画】
・授業の方法
卒業論文正指導教員(授業担当教員)による指導のもと,卒業論文作成を念頭におき,複数の学術論文を読むことを通じて,「アカデミックな文 章」とは何かを理解し,卒業論文を執筆するプロセスと必要な技能を習得する。また,小レポートの執筆・添削を通じて「アカデミックな文章」を 書く能力を涵養する。
・日程
第1回 ガイダンス,卒業論文の準備状況の確認 第2回~第7回 「アカデミックな文章」の必要要素を考える(その1)。 主として,論文執筆の具体的な手順と方法を学ぶ。 並行して,卒論プロポーザルの再検討と構想発表の準備を行う。 第8回 卒業論文構想発表会 第9回~第14回 「アカデミックな文章」の必要要素を考える(その2)。 主として,論文の構成,文章,作法について学ぶ。随時小レポートの提出を課し,添削指導を行う。 並行して,研究テーマについての自身の問題意識を深化させ,研究トピックの決定にそなえる。 第15回 まとめと長期休業期間中の研究進行についての確認
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
卒業論文執筆に何が必要であるかを常に念頭に置き,授業に取り組んでください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
授業中に受けた指導内容を十分に吟味し,次回授業の準備をしてください。
【成績の評価】
・基準
授業中の作業,小レポートにより,知識の修得,理解の度合い,汎用的技能,参加の度合いのそれぞれの項目について判定し,その合計点を用い て「到達目標」が達成されているかどうかを判定します。卒業論文執筆の準備段階として,論文に必要な要素を理解し,論文としての体裁を整えた 文章表現ができることが合格の基準です。
・方法
小レポート40点,授業中に行われる作業への取り組み60点,合計100点。
【テキスト・参考書】
授業担当教員から指示されます。全般的な参考書として,次の一冊を挙げます。 滝浦真人・草光俊雄 編著(2017)『日本語アカデミックライテイング』放送大学教育振興会。
【その他】
・学生へのメッセージ
卒業論文正指導教員(4年次のアドバイザー教員にもなります)が担当する授業を履修してください。この授業で学んだ成果を十分に卒業論文執筆に活かしましょう。 【重要な注意】なお,この授業は「時間割表」には掲載されていません。履修登録方法および時間割コードについては学期はじめの掲示(またはWebClass)で周知される予定です。また,初回授業の実施方法(日時・教室等)についても,掲示もしくは学期はじめのアドバイザー懇談会で指示がなされます。
・オフィス・アワー
授業を担当する卒業論文正指導教員から,直接指示を受けてください。
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