【授業の目的】
多種多様な英語のリーディング教材の中から自分のレベルや興味に合わせて選択し、多読を行うことによって、読むスキルの強化をはかる。多読には、英語能力全般に好影響をもたらす効果が期待されるため、大学における学修の早い段階で取り入れることで、2年次以降の専門的な英語学修に弾みをつけることを目指す。
【授業の到達目標】
英語を読むスキルを鍛錬することができる。具体的な目標は以下の通りである。 1.多読の効果と行い方を実践的に体得することができる 2.自分の興味やレベルにあった教材を選び出すことができる 3.自らペース配分を行い、自主的に学習を進めることができる
【授業概要(キーワード)】
英語、リーディング、多読
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25% B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25% D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
英語の幅広い能力の獲得する基盤を養うため、多読を行う(人文社会科学部のカリキュラム・ポリシー) 英語を用いた受信力・発信力を磨いていく基盤を養うため、多読を行う(グローバル・スタディーズコースのカリキュラム・ポリシー)
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
【授業計画】
・授業の方法
多読の効果・方法を十分に理解した上で、オンライン上の教材を用いて自主的に学習を進める。対面の授業では、読んだ本の紹介や学生間の意見交換、ブックレポートの作成などを行う。
・日程
第1週:多読の効果・進め方の説明(オリエンテーション) 第2週〜第15週: 各自選んだEブックを読み進め、目標の単語数に到達する 2、3週間に1度の対面授業で、本の紹介、意見交換、レポートの作成等を行う。
対面授業は、日本語で行われる授業(担当教員:宇津)と英語で行われる授業(担当教員:Irwin)の2つがあります。受講者は第2週目の授業時までに、学期を通していずれの授業に出席するかを選択してください。
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
◯単位取得のために必要なリーディング量を理解し、適切にペース配分を行いながら目標を達成してください。 ◯2~3週間に一度の対面授業に備えるため、学期の終盤にまとめてリーディング量をこなすことはできません。 ◯XReadingでは本を読み終わる度に内容把握のクイズがあります。正答率60%で合格とします。 ◯他の学生との意見交換や発表を通じて、自分の読書の指針を作っていってください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
この授業では、授業時間外の学習がメインとなるため、日々の生活の中に定期的に読書時間を設ける習慣を身につけてください。
【成績の評価】
・基準
1.学期終了時までに25万語の読書を達成すること。 2.上を最低基準とし、それを超えてリーディングを継続すること。 3.対面授業における活動に積極的に参加しすること。
・方法
日本語の対面授業に出席する場合 1. 25万語の目標に到達すること:65% 2. 25万語を超えたリーディング量:15% 3. 授業内活動への積極的な参加:20%
英語の対面授業に出席する場合 1. 25万語の目標に到達すること:65% 2. 25万語を超えたリーディング量:10% 3. 授業内活動への積極的な参加:25%
【テキスト・参考書】
テキスト:XReading ◯大学生協にてカードを購入し、登録する。(6ヶ月有効カードで1,700円ほど。) ◯XReadingは、様々な種類の本を集めたウェブ上の図書館のようなものです。トピックだけでなく、レベルも多様に揃えてあり、学生は自分の英語力と興味に合わせて本を選択し、読み進めていきます。ほとんどの教材にはオーディオがついており、教材の朗読音声を聞くことができるので、一定のスピードで読む練習をすることもできます。
【その他】
・学生へのメッセージ
◯英語の多読には、読む力だけでなく、聞く、話す、書くといった全スキルを向上させる効果があります。数年間をかけて最終的には100万語、200万語を達成していくものですが、この授業ではその手始めとして25万語を目標にしています。自分の学習を自分で管理し、継続して行なっていく力をつけるための契機になればと思っています。 ◯この授業を履修できるのは、2023年度(令和5年度)以降に入学した学生のみです。
・オフィス・アワー
人文社会科学部2号館4階 宇津研究室にて月曜日4:20~5:50。メールで事前に連絡をもらえれば、これ以外の時間も対応します。
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