世界史のなかの東南アジア(人間・共生を考える)
 Southeast Asia through Films
 担当教員:今村 真央(IMAMURA Masao)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科グローバル・スタディーズコース
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):担当教員は東南アジアの環境・人権団体で5年ほど勤務し、国際協力・開発援助の現場での実務経験があります。

 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
東南アジアとはどのような地域なのでしょうか。東南アジアの特徴の一つは多様性です。生物多様性、多言語、多文化、多宗教、性的多様性など様々な類の多様性を、映画を通して掘り下て学びます。ぶ力を身につけます。

【授業の到達目標】
東南アジアの全体および主要国の特徴を論じることができる。映画から学んだことを言葉で(文章化して)表現できる。

【授業概要(キーワード)】
東南アジア、宗教、生態・環境、国家形成、ナショナリズム、マイノリティ、開発、多様性

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:76~100%
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:26~50%

【科目の位置付け】
この授業は東南アジアの学習を通じて、健全な批判精神に裏打ちされた幅広い知識を習得するものである。また、この授業は「移民社会における多文化共生研究拠点」の活動の一環です(拠点の詳細についてはhttps://yu-imin.labby.jp/を参照)。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
16.平和と公正をすべての人に

【授業計画】
・授業の方法
東南アジアの映画を立て続けに視聴します。履修生は各映画について感想・疑問点などを共有し、班と授業全体で討論します。毎授業後にウェブクラスで考察を提出してもらいます。
・日程
第1回 イントロダクション(履修希望者は必ずウェブクラスでシラバス完全版を熟読した上で履修するか否かを決定してください) 
第2回 東南アジア世界の特徴①
第3回 東南アジア世界の特徴②
第4回 カンボジア映画①
第6回 カンボジア映画②
第7回 マレーシア映画①
第8回 マレーシア映画②    
第9回 インドネシア映画①
第10回 インドネシア映画②
第11回 ベトナム映画①   
第12回 ベトナム映画②     
第13回 タイ映画①     
第14回 タイ映画②  
第15回 期末考察文章について討論
*履修生の関心、授業後のコメントや質問などを考慮した上で、授業内容と日程を学期中に変更することがあります。

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
映画を授業全体で何度も視聴します。能動的に視聴してください。考察文章を提出してもらいます。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
授業後の考察文章は、教員と履修生全員で共有します。積極的に質問してください。ただ、自分で調べればわかるかもしれないようであれば調べてください。調べてわかったことを報告してくれれば評価の対象になります。

【成績の評価】
・基準
東南アジア史の主な言語・文化圏を把握するとともに、地域全体の特徴を認識できること。
・方法
毎週の考察70%、期末試験30% 

【テキスト・参考書】
参考図書:
アンソニー・リード 著 『世界史のなかの東南アジア 歴史を変える交差路』(上下巻)


【その他】
・学生へのメッセージ
日本から近くて遠い存在の東南アジア。主要国の映画を立て続けに視聴し、クラスメートと話し合うという機会はとても稀です。一生に一度の機会かもしれません。ぜひこの機会にどうぞ!
・オフィス・アワー
火・水曜日 1200-1400 (他の時間帯も可能です。事前に連絡してください。)

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