縄文時代の食文化(山形から考える)
 Food Culture in the Jomon Period(Yamagata Studies)
 担当教員:白石 哲也(SHIROISHI Tetsuya)
 担当教員の所属:学士課程基盤教育院
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
本授業の目的は、講義・実験を通じて、実践的なものの見方を身に着けることにあります。

【授業の到達目標】
1)山形の縄文時代に関する知識を身に着け、説明することができる。【知識・理解】
2)自分の考えを適切に他人に伝えることができる。【技能】

【授業概要(キーワード)】
縄文時代、遺跡、山形、縄文クッキー、高畠

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:51~75%
D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:51~75%

【科目の位置付け】
この授業は、過去の人々の営みについて複眼的な視野に立ち考察することで、俯瞰的に社会を見る態度を身に着けます。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
01.貧困をなくそう
02.飢餓をゼロに
03.すべての人に健康と福祉を
04.質の高い教育をみんなに

【授業計画】
・授業の方法
講義(対面・オンデマンド)と実習を行う。山形の縄文時代について体験的に学んでいきます。
・日程
この授業では、日本及び山形の縄文時代・文化について概観し、「縄文クッキー」の製作実験を通じて、縄文時代の食文化や環境を学びます。

第1回~第10回は対面・オンデマンドで実施します。

第1回:ガイダンス
第2回:グループワークの方法
第3回:縄文時代を知る
第4回:縄文文化と山形
第5回:縄文時代の食文化
第6回~第8回:事前学習(グループワーク)
第9回:事前学習(グループワーク)
第10回:事前学習(グループワーク)
第11回~第15回:学外実習

〇 縄文クッキー製作実験
招待講師:櫻井要氏(国立健康・栄養研究所)とともに、高畠町押出遺跡で出土した「縄文クッキー(クッキー状炭化物)」の復元実験を行います。現代とは異なる資源獲得状況のなかで、どのような食材を用いてクッキーを作ったのか。実際に体験することで、縄文社会の食文化を考えていきます。

●実習場所:天童市西沼田遺跡公園(山形県天童市矢野目3295)

*実習の日程については、Webclassに掲載します。通常授業時間とは異なりますので注意してください。実習費(1000~1500円)がかかります。
*事前学習として、各グループで個別に高畠町の山形県立うきたむ風土記の丘考古資料館に見学に行って頂きます。

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
● 実習は必ず参加してください。
● グループワークでは、積極的に発言するようにしましょう。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
● 地域の博物館や郷土資料館に行き、縄文時代の遺跡や遺物を見学を積極的にしてください。
● 参考文献を提示しますので、事前学習をしっかりしてください。

【成績の評価】
・基準
1)縄文時代に関する基本的な概念や用語を正しく理解している。
2)根拠に基づき、自身の考えを説明できている。
3)山形の縄文時代について理解している。

上記の3点に基づいて、評価を行います。
・方法
小テスト:30%
レポート:30%
成果報告:20%
授業態度(グループワークの参加状況など):20%

【テキスト・参考書】
特に指定はせず、授業資料を配布します。Webclassに参考文献を示します。

【その他】
・学生へのメッセージ
山形の縄文時代を「食」という観点から楽しく学んでいきましょう。
・オフィス・アワー
水曜日12時~13時は、研究室(学生センター2階)で対応可能です(事前にご連絡ください)。随時、メール等で質問を受け付けます。

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