地域体験スタートアップ(山形から考える)
 Experience-based learning in Yamagata(Yamagata Studies)
 担当教員:滝澤 匡(TAKIZAWA, Tadahi)
 担当教員の所属:地域教育文化学部
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
●日本及び山形の現状と課題、山形固有の魅力を講義で学びつつ、地域活動を通じて地域の現状を体験的に理解します。
●日本全体及び山形を中心とした地方の現状と将来的課題を講義により学習します。そこでは、グループワークも行い、多様な考え方とともに理解を深めます。
●山形の魅力的な歴史・文化・自然・人物・企業などを学習し、地域創生に繋がる地方の可能性を理解します。
●大学周辺の地域活動に参加する地域体験により、地域の現状と課題を知ることができます。
●地域体験における地域の方々や学生との協働では、年齢や背景の異なる人々の組織で活動する楽しみに出会え、社会人力を向上させることができます。
●そして地域の現状と魅力を知った学生が、山形や自身の故郷において次世代を担う存在として活躍してくれることを究極的な目標としています。

【授業の到達目標】
この科目を履修した学生は、
1)日本及び地域の現状と課題を学び、地域活動を通じて体験的に理解できる。【知識・理解】
2)山形の地域資源を多面的に理解し、地方創生につながる地域の魅力を理解できる。【知識・理解】
3)多様なメンバーとのグループワークを通じて、コミュニケーション力(対話・情報伝達)・チームワーク・異なる意見に対する柔軟性など組織で活躍するために必要な能力を向上できる。【技能】
4)地域住民の方々との協働を通じて、組織で活躍する際に必要な、年長者とのコミュニケーションや教えを受ける楽しみを経験できる。【態度】

【授業概要(キーワード)】
アクティブラーニング、体験型学習、山形の魅力、地方創生、グループワーク、社会人力の育成、人口問題

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:51~75%
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25%
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
日本および地方が抱える問題と現状を講義および体験を通じて学習することで、地域に貢献する意欲のもとに、多様な考え方や異なる立場を尊重し、他者と協働して課題解決に取り組むことができる。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
11.住み続けられるまちづくりを

【授業計画】
・授業の方法
『全国および山形に関連する講義』と【地域体験】(1日程度)を行う。
 講義:地域の現状と課題、山形の魅力を複数の教員のリレー形式により実施する。
 地域体験:グループにわかれ、社会福祉協議会や子供育成会と連携し、小白川キャンパス周辺の地域活動に参加する。休日の早朝に行う活動も含まれるため、遠方から通学する人はきをつけてください。
・日程
1.ガイダンス 
2.日本の現状① + グループワーク
3.日本の現状② + グループワーク 
4.『地方(山形)の現状① + グループワーク』 
5.『地方(山形)の現状② + グループワーク』 
6.『地域学習にむけた心得 + グループワーク』 
7.『山形の魅力ある歴史』 (学士課程基盤教育院・阿部宇洋先生)
8.『山形の魅力ある文化』 (学士課程基盤教育院・阿部宇洋先生)
9.『山形の魅力ある食』 (地域教育文化学部・三原法子先生)
10.『山形の魅力ある彫刻』 (地域教育文化学部・土井敬真先生)
11.『山形の魅力ある人物』 (地域教育文化学部・三上英司先生)
12.『山形の魅力ある企業』 (学士課程基盤教育院・松坂暢浩先生)
13.まとめ
 + 【地域体験】(6月~7月の週末に大学周辺の地域活動へ1日程度参加する)

※地域活動として公園清掃や地域イベントの運営に参加させていただく予定です。
 各活動は4~6名の学生で参加します。希望者多数の場合は抽選となります。
 早朝の活動が多いので、遠方から通学する人は気をつけてください。
 (詳細はガイダンスで連絡します)

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
山形ならではの地域体験では地域の方々から積極的に学び、吸収して下さい。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
・配布資料やインターネットで事前学習をしてくることが望ましいです。 
・授業後は学習内容や自身の行動をふりかえり、レポート作成に備えてください。

【成績の評価】
・基準
●講義の評価は、ふりかえりレポートと受講態度により行います。
・ふりかえりレポートでは授業内容の理解度と発展的思考を評価します。
・グループワークではコミュニケーション力等の社会人力の向上も重要な目的です。メンバーと積極的に議論する姿勢を受講態度として評価します
●地域体験の評価は、現地での活動態度と体験レポートにより行います。
・体験レポートでは、地域活動を通じて学んだことをまとめる力と、今後に活かす発展的な考察を評価します。
・活動では、地域の方々と積極的に交流し、自発的に行動する姿勢を評価します。
・方法
1) ふりかえりレポート70点
2) 体験レポート20点+活動態度10点

【テキスト・参考書】
参考書:増田寛也編著『地方消滅 - 東京一極集中が招く人口急減』中公新書 2014年8月

【その他】
・学生へのメッセージ
高校までの受動的な学習とは異なる機会を活用し、楽しみながら学んで下さい。
・オフィス・アワー
地域教育文化学部2号館5Fの研究室でいつでもお待ちしています。事前に連絡してくれると確実です。連絡先は授業内にお伝えします。

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