1）ルールや用具が工夫されたスポーツの実践を通して，アダプテッド・スポーツの基本的特性やその効果について理解を深めることを目的とする．
2）スポーツを通して他者とのコミュニケーション能力や社会性を高め，生涯にわたってスポーツに親しむ態度を身につけることを目的とする．
3）ネット型を中心としたスポーツのルールや特性について理解し，基本技術を習得することを目的とする．

1）ネット型を中心としたスポーツの基本技術を習得し，ゲームを楽しむことができる．【技能】
2）アダプテッド・スポーツのルールや特性，実践による効果を理解することができる．【知識・理解】
3）スポーツを通してコミュニケーションを図り，生涯にわたってスポーツに親しむ態度を身につけることができる.【態度・習慣】
4）障がいのある人の特徴に合わせてルールや用具を工夫し，アダプテッド・スポーツを実践する能力を身につけることができる．【態度・習慣】

アダプテッド・スポーツ，ルール，特性，生涯スポーツ，ネット型スポーツ

A-1．ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。：51～75％
B-1．学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。：26～50％
C-1．自分の意見をまとめて発表する機会がある。：26～50％
D-1．演習、実習、実験等を行う機会がある。：76～100％
A-3．習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。：26～50％
B-3．習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。：26～50％
C-3．習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。：26～50％

本授業は，アダプテッド・スポーツや様々なネット型スポーツを楽しむことを通して，障がいの有無にかかわらず，生涯にわたってスポーツを親しむ能力を養うものである．

03.すべての人に健康と福祉を
04.質の高い教育をみんなに

1）各スポーツのルール・特性について解説します．ゲームを中心に各スポーツを行います．
2）アダプテッド・スポーツにおけるルールや用具等の工夫について，ディスカッションしながら授業を進めて行きます．

第1回　ガイダンス
第2回　ソフトバレーボール：ルールの習得
第3回　ソフトバレーボール：パス，スパイクの実践
第4回　ソフトバレーボール：連携プレーの構築，ゲーム
第5回　シッティングバレー
第6回　ブラインド体験：歩行，ガイド
第7回　ブラインドサッカー
第8回　ロービジョンフットサル
第9回　ボッチャ
第10回　テニピン
第11回　ブラインドテニス
第12回　卓球：ルールの習得，ゲーム
第13回　卓球バレー
第14回　サウンドテーブルテニス
第15回　アダプテッド・スポーツの開発・実践，まとめ

1）運動に適した服装，屋内シューズを持参するとともに，体調を整えて参加すること．
2）グループやペアでのゲームを楽しめるように，積極的にコミュニケーションを取り合うこと．

1）実技を楽しめるように，日頃から自身の体調を整えておくこと．
2）予定しているスポーツに関心を持ち，ルールや技術等について，書籍や動画などを参照して事前に学習しておくことが望ましい．

1）各スポーツの基本技術を習得してゲームを楽しむために，授業に積極的に参加できていることを合格の基準とする．
2）各スポーツのルールや特性，アダプテッド・スポーツの基本的理解ができることを合格の基準とする．
3）グループの中で積極的にコミュニケーションを取り，他者を尊重しながら協力して参加することを合格の基準とする．

授業参加度（出席状況，活動意欲・態度）:60％，ルールや特性の理解・授業記録の内容・基本技術の習得:40％の合計得点をもって評点とする．

参考書：教養としてのアダプテッド体育・スポーツ学（2018）. 大修館書店　その他，参考資料を適宜配布します．

運動が苦手な人も経験者も受講することができます．多様な人がいる中で，お互いを尊重し協力し合いながらスポーツを楽しみましょう．また，障がいのある人がスポーツを楽しむためにはどうしたら良いか一緒に考えていきましょう．
受講人数や進捗状況等により授業内容を変更する可能性があります．

火曜日の12:00～13:00の間に「オフィス・アワー」を三枝研究室(地教3号館4階)において設けるが，これに限らず在室している時は随時対応する．